小学生が口にすると、こんなに可愛らしく聞こえるなんて!
という2エピソードをご紹介します。
授業中、ペンをなんだか持ちづらそうにしている女の子がいました。
どうしたの?と手を見ると、
ぷっくりと掌の付け根が腫れています。
え、これはどうしたの?と尋ねると、
体育で手をついたときに付け根からぶつけてしまい、
今日病院に行ったところ、打撲だったとのこと。
マンガで書かれるたんこぶのようにぷっくりと腫れているので、
2,3日は鉛筆が持ちづらいだろうから、
無理しなくていいよ、と伝えるとこんなお返事がかえってきました。
「勉強の時は、別にいいんですよ。
鉛筆、ちゃんと持てますし。
でも小学校で明日、
3時間目と4時間目が明日はオーケストラの演奏があるんです。
拍手ができないのがすごくイヤです」
「!!!」
なんでもないことばなんですが、
小学生が言うとめちゃくちゃ可愛らしく聞こえるなあと思いました。
これ、こうして文章で書いてしまうと、
何でもないことのようにも思えてきました(笑)
共感をえられるでしょうか?
それから、もう1つ小話。
授業中、ある少年がこんなことを言い出しました。
「先生、
算数の授業を受けると、ものすごくお腹がすくんですよ。
算数を解いていると、空腹になるのってはやくなりますか?」
「えっ、そうなの?
それは…………僕は聞いたことないけどな……」
「そうなんですか?
う~ん、どうしてなんだろう?
やっぱり、他の科目よりもアタマをつかって考えているからかな?」
確かにその子は授業中の集中力は高く、
毎回の授業ごとに完全燃焼している様子ではあるので、
僕もそんなこともあるものかなと納得しそうになった瞬間。
小学校のクラスも別の少年が、口を開きます。
「それさあ、
算数が4時間目の時が多いだけじゃね?
そんなこと言ったら、
オレも同じなんだけど」
そうすると、初めの少年はニッコリ笑って、
「あぁ、なんだ、そっかぁ。
全然意識してなかったけれど、
確かにそうかも!!」
ずっこけそうになりました(笑)
この無邪気な感じ、小学生以下にしか出せないなあと思います。
我々のような中学受験の先生が小学生たちに接するのは一瞬ですし、
お子さんを育てるご家庭にとっても子供の成長は早く、
過ぎ去った時間は決して戻ってきません。
もちろん勉強することは大切ですし、
教室にはお子さんを鍛えるために通っていただいているわけですが、
子供たちと過ごす時間というのはつくづく貴重だなと思いますね。
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【中学受験】小学生の語り口だと、こんなにも可愛らしく聞こえるなんて!!

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