今回は、子どもに言いたくない言葉の特集です。
「集中しなさい!」
これは大人側に問題があることを認めている言葉だと感じています。
取り組んでいる内容か、取り組ませているタイミングがふさわしくないから、こんなことを言わなくてはならないのです。
内容を変える/取り組みやすい内容にすることで、解決できることが多いです。
受験生の場合はそうも言っていられないですが、少なくとも休憩をとったり、日を改める方がよいでしょう。
Wisardでも通いたての生徒には、ボーッとしたり、シャーペンの先を見つめていたりする生徒もいますが、目の前の教材に取り組むことに慣れてくるとそういうことはなくなります。
サッカーの監督がハーフタイムに、「お前たち、集中していけ!!」と絶叫しても何の効果もないことは、体感でも明らかではないでしょうか。
「悔しくないのか!」
これも言っている時点で負けですね。
悔しいのはこのことばを口にしている本人だけで、言われている方は思い切りシラけています。
ここという場面・分野では一歩も引かないというメンタリティが根本になければ、なんの意味もありません。
「本なんて読んでないで、勉強しなさい!」
前回の記事に書いた通り、これもぜひとも避けたい言葉です。
「何でこんなこともできないの?」
言いたくなることが多いこともよーく分かります。
ですが、一度習ったことをすぐに使いこなせるようであれば、苦労しません。
人間の頭脳はそういう風にはできていないのです。
まずはこらえましょう。
そして、根気よく繰り返していきましょう。
そうすることで、「理解すること」を理解する、何かをわかるという感覚をつかめる方向に持っていきましょう。
それができれば、子どもは勝手に学んでいってくれます。
ポイントは、やはり怒ると叱るの違いです。
子どもが思い通りに動かないことは当たり前。
大きな道筋を作って導いていくことと、ささいな場面で言うことをきかせることは、全く別次元のことです。
小学生以上の子どもは操り人形ではなく、自分で考え動く個人です。
むしろ、ご両親がいなければ何もできない子どもに育ててしまうのが、最も恐れるべきことです。
テストに限らず、ご両親も先生も助けてあげられない時は多くあります。
また、人生における重要な決断は、いつも自分するものです。
ティーンエイジャーも自分の才覚で、未来の礎を築かなくてはならないのですから。
子どもを傷つけて、可能性を摘んでしまわないように。
本来持っている適性を活かして、思いっきり大きく伸びることができるように。
それを考えて、コミュニケーションを取っていきましょう。
まあ……言うのはカンタンなんですよね(笑)
実行することは決して易しくはありませんが、これは本当に大切な事柄です。
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阿部先生 こんにちは
先生に、ご自分のお子さんがいらっしゃらない(ですよね?笑)ことが残念ですね…
いつでも、よいお父さんになれそうなのに☆