2月5日の朝(後編)

前回の続きです。
 
「もう受けたくない」くらいの気持ちで受けた試験。
普通に考えれば、実力云々の前のお話ですよね。
ただ、ひとたび試験場で入試問題に向かってしまえば、もうそんなことは関係なかったのでしょう。
彼は疲れや不甲斐ない気持ちを、前向きな力に変えてくれました。
結果は………合格。
 
そして、数日後に会う機会があった時のことです。
「試験の日の朝は合格しても行かないって言っていたけれど、どうするの?」
そんな意地悪すぎる質問をしました(進学先はもう知っているわけですから!!)。
 
「そりゃあ、行くしかないでしょう!!」
 
と彼は満面の笑みで、即答してくれました。
 
あれからもう数年になります。
もうずいぶん背も伸びて声も変わり、立派な青年になっただろう彼の近況を伺うことができました。
1学期の中間試験ではなんと学年1ケタの順位だったそうです!
頑張っていますね!!
テニス部に入って塾には行かず、自分で考えて取り組んでいるとのこと。
すごく嬉しくなるようなお話を聞くことができました。
 
 
いつも思っていることなんですけれど。
人生には試練もあれば、逆境もたくさんあります。
毎日が決断の連続です。
そして、中学入試なんて本当ににその入り口の入り口です。
もちろん、だから簡単だとか、頑張ればなんとかなるだなんて、甘いことを言うつもりはありません。
ただ、最善を尽くせば道は開けるものですし、逆にそれができなければ何も始まりません。
彼はそれを実感でき、きっと大きな経験になっているでしょう。
これから入試に臨む生徒たちにも、その感覚を掴んでほしいなと思っています。
 
 
 
 
と、こんなことを書こうと思っていたら、昨日は電車の中で私服でボーっとしているところを卒業生に見つかりました!
もう電車の中でボーっとするのはやめます!!(笑)
 
 
↓Facebookを活用し始めました。イイね!をお待ちしています。
イイねしてくれた方は……現在50人です!

Wisard Facebookページ
 
↓ブログ更新のモチベーションとして2つのブログランキングに登録しています。
結局最後はお説教のパターン、来たー!!!と思った方はクリックをお願いします。
クリックはそれぞれ1日1回まで有効です。
 
にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。