怒るお母さん・怒らないお母さん

お母さんの怒りについての記事です。
(以前にこんな記事も書きましたね)
 
 
「5年生の時、コアプラスの点数があまりにも悪くて、お母さんがキレたんですよ!
猛烈に怒られたことを覚えています」
 
ある6年生が授業中、突然こんなことを言い出しました。
それに対する僕の答えはこんなところです。
 
「いいお母さんだね。
息子のために怒ってくれて。
しかもいつもじゃなくて、自分の気分で怒っているのでもない。
いざっていう時に、叱ってくれる存在がいるのは、ものすごく助けになることなんだよ。
好きの反対は無関心って言うでしょ。
君のことが大切だから、真剣に怒ってくれるわけだよね」
 
「うーん、まあそうなんですかねえ‥‥」
 
 
それに対して、隣の少年が口を開きます。
 
「うちはそういうことはないんですけれど。
うちのお母さんは勉強のことでは全然キレないですよ。
だって、
僕のテストなんて全く見てないから!
 
ナイスなコメントですね。
 
「それはそれでいいんだよ!
それで勉強の仕方が分からなくてメチャクチャになっていたら、もちろんダメだけれど。
お母さんは子どもに任せてくれて、見守ってくれているということでしょ。
いいお母さんの元に生まれて、ラッキーだね。
君が1人でしっかり立派にやっているんだから、なおいいじゃないか!」
 
「うーん、まあそうなんですかねえ‥‥」
 
 
話していて、叱っても叱らなくても結局どちらでもいいように聞こえるなあとはもちろん思いました。
でも実際、勉強にどれくらい関わっていくかはご家庭次第、正解なんてないでしょう。
大切なことは、もっと根本的、日常的なことです。
愛情を持って見守ってあげること、必要な時を見定めてサポートすること、
子どもへの関わり方・距離感を常に探って、微調整することなんだと思います。
 
それこそ子どもがもっと幼い頃は、今の1000倍くらい叱っていたはずです。
成長とともにそれが少しずつ変わっていくということですよね。
子どもに教えなくてはいけないことは山ほどありますから、正さなくてはならない場面は多くて当たり前です。
しっかりしたご家庭で育っているから、どこに出しても恥ずかしくない子どもが育つんだな、と日々感じています。
 
頭を良くするためには、子ども自身が頭を使うしかないのですが、これはそれ以前のお話ですね。
 
 

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