【中学受験】受験生とアメリカ中間選挙

 
生徒と学校別のサピックスオープンの解き直しをしている時のことです。
まず初めに、方針は立っていた問題の処理のミスを片付けました。
その後で、これとこれがわからないんです、とピントの絞れた質問。
ようやく最後の問題まで辿りつきました。
 
「最後の問題、正答率が低っ!!
これはやらなくていいだろうね」
 
そう話すと、
 
「ですよね。
そうだと思いました。
こんなの解ける人はバケモノですね。
算数のバケモノ。

僕は、〇〇中学校のラストの問題は解かないって決めてるんですよ」
 
こんな言葉がしれっと返ってきました。
この子は鋭い発言が目立って多く、現時点での算数の得点力以上に賢さを感じる少年。
最後の問題をいきなり捨ててかかる必要はないのですが、より大切なのは何本か過去問を解く中で、その結論に自分なりに至ったことです。
 
自分なりに考えることができているということ。
そういう意味で、難関中学校に挑む資質を見せているなと感じました。
伸びてきたな、これから残り80日でもっと伸びてほしいなと思って見ていました。
 
 
さて。
問題を解き終えた彼は、素早く荷物をまとめて数秒で挨拶とともに去って行きました。
そして、帰り際にこんな言葉を言い残していきました。
 
「おっと、もうこんな時間だ!!
帰って
 
アメリカの中間選挙の結果
 
を見なきゃ。
 
どうなるのか、めちゃくちゃ気になっているんですよ。
これなら21時のニュースには間に合いそうですね」
 
ほぉー。
感心して、思わず手が止まり、3秒ほど静止して見送ってしまいました。
いやはや。
なかなか、言えないことだと思います。
 
 
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