【中学受験】うちの子が、小学校の先生を軽んじるようになりました。

あるお母様から個人面談の際に、こんなことを尋ねられました。
 
「先生、うちの子は6年生になり、勉強にも少しずつ身が入るようになってきました。
でも気になることがあります。
最近になって、学校の友達や先生を軽んじるようなことを口にするようになりました。
特に、担任の先生に対してです。
「あんな授業、受けたって意味がないんだ!」みたいなことを言ったりします。
以前はそんなことを言う子ではありませんでした。
どうすればいいでしょうか」
 
同じようなご経験をなさったことのある保護者の方は、わりと多いのではないでしょうか。
さて、何と答えるのが正解でしょうか。
 
 
僕の答えは、こんなところでした。
 
「結論から言うと……仕方がないと思います。
というのは、それはお子さんが成長した結果だからです。
 
もっと幼い頃は先生や大人、目上の人の言うことは無条件で従ったはずです。
でも、だんだんものがわかるようになって、
「この人の言うことはきかなきゃ」
「この人の話は聞かなくたっていいな」
という区別・分別がつくようになってきたということです。
「大人の言うことには絶対服従!」という子供は、やっぱりテストでも点数はとれないです。
お子さんが精神的に成長してきたことを、まずはお喜びになってください」
 
 
なかなか難しいテーマですよね。
ただ小学生高学年ともなれば、スポーツも洋服も、学習する科目や単元も、本も映画も音楽も、好きなもの嫌いなものの区別がついてきます。
仲のいい友達がいればそうでない友達もいますし、好きな授業もあるなら反対に嫌いな授業だってあります。
「今日の授業、すっごく面白かったな!」と思える子供は、逆に「今日の授業は最悪につまんなかった」と思うことだってあるわけです。
 
「今日習った考え方はすごい役に立ちそう!
これからガンガン使っていこう!」
「(テスト中に)これ、苦手なやつだ。
後回しにして得意な問題から片付けよう!」
 
そんな風に色々な角度からものを考えられるようになったが生徒が、
 
「先生の言っていることは、理不尽じゃないか!」
「ずーーーーっと、わかりきったことばっかり。
こんな授業、マジメな顔して聞いているなんて無理だ!
それだったら本を読んでいるか、友達とおしゃべりしていよう」
 
そう考えることがあったとしても、無理からぬことではないでしょうか。
表があれば、必ず裏もあるということですよね。
 
 
ここまでは、その面談の時にその場でお伝えしました。
ですが、その日はそのことがずっと頭の片隅にあって、もう少し補うべきだったかなと思うことがありました。
 
つまりは、そういう態度を表に出すのは、あまり感心しないということです。
 
「ちょっと塾に行ってレベルの高い勉強しているからっていい気になっている、なんて思われたらイヤだな。
ほかの子だって、自分が先生に反抗的な態度だったらいい気はしないだろう。
先生も、こんなに人数の多いクラスを運営するのはすごく大変なはずだ。
それを邪魔するなんて申し訳ないことはしないように、おとなしくしていよう。
協力的な姿勢をとるなんてそんなに難しい事じゃないし、それで小学校に楽しく通えるなら、それで十分だ」
 
そう考えられるようになれば、さらに成長したことになるよ、というメッセージを伝えてあげてはどうでしょう、そう申し上げるべきだったかなあと思いました。
 
まあさすがに、そんな小学生はあんまりいないような気はしますけれど(笑)
 
 
↓ブログ更新のモチベーションとして2つのブログランキングに登録しています。
うーん、確かに難しいけれど避けては通れないテーマ!!と思ってくださった方はクリックをお願いします。
クリックはそれぞれ1日1回まで有効です。
 
にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。