そろそろ春の個人面談も落ち着いてきました。
保護者の方とお話をしていると、生徒のご家庭での様子や、小学校での過ごし方が話題に上がります。
学習塾で見せるのとは全然違った姿が垣間見えることもあり、お話を伺うだけで面白いですし、生徒に接する上で参考になることも多くあります。
その中でも、入試に向けた準備と関連する重要なトピックの1つに「小学校の宿題」があります。
中には少なくない時間をかける必要のあるケースもあり、時には悩みの種になることも。
・保護者が担任の先生にかけあって、免除してもらう。
・生徒自身が適当にごまかす/忘れ続けて諦めてもらう。
・小学校の時間内で終わらせる。
・まともに取り組む。
(・保護者がやってしまう)
どの選択肢にも、一長一短あるので一概には言えませんね。
正直、学習カリキュラムとしての意味合いはほとんどありません。
「指示に従う」「ルールを守る」ことを身につける必要がある一方、「時間は有限である」ことも確かです。
そのバランスをとることに難しさがあります。
それだけでなく、担任の先生の理解があるかどうかだとか、本人がどうしてもやらないと気が済まない性格だとか、色々な要素が絡んできます。
ですから、塾の先生の立場から、必ずこうなさってくださいと一律のアドバイスをすることはありません。
ケースバイケース、ですね。
わかりきった漢字を何回も書いたり、つまらなさMAXのドリルをやっても能力は向上しないことは確かです。
ですから、自由な時間を奪われずに済むように、生徒本人が何らかの形で終わらせるのがベストと個人的には思っています。
ですが、なかなかそう上手くはいかないというのが実感しているところです。
さて、そんなお話が先日、教室で出た時のこと。
僕は小学校の宿題なんてやったことがないよ、君たちは大変だよね、と話した時です。
思わぬ強烈な一言が帰ってきました。
「でも先生は、昭和だから!!」
これは凄い。
僕を含めて、Wisardのスタッフが昭和生まれであるかどうかは別として、これはある意味ぐうの音も出ない一言であることに気づかされました。
母:「〜〜〜だから、〜〜〜しなくちゃダメだよ。わかった?」
子供:「でも、お母さんは昭和だから!!」
こんな形で悪用されないことを切に願っています。
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「子どもに宿題をさせると悪影響しかないことが明らかに」という記事です。
http://news.livedoor.com/article/detail/11275304/
我が家はチキンだったので、結局宿題をやり、ブラック耐性をちょっと増やしました。