日曜日の朝のことです。
ある6年生の女の子が珍しくマスク姿で現れました。
体調でも悪いの?と何気なく尋ねると、意外な答えが返ってきました。
「お母さんに本を読むのを禁止されちゃったんです。
その時間があるのなら、勉強しなさいって。
そうしたら、花粉症になってしまいました」
朝っぱらから何を言い出すんだ、この子は(笑)
相当な読書量があるのは言葉の端々からも感じられる生徒なのですが、なんだか大変なことになっていそうですね。
ついこの前、こんな記事を書いたばかりだというのに。
「本当はたくさん読ませてあげたいんだけれどね。
でも、小学校の空いた時間とか、通学の電車でとかならいいんじゃない?
それにお母さんは、成績のことだけでそんなことを言わないと思うよ。
やらなきゃいけないことをやらなかったり、約束を破ったり、そういうことがあったんじゃないの?
どっちにしても、そういうお話になってしまったのなら、もう君が結果を出すしかないね!」
そう言うと、彼女は真剣な表情でしっかりと頷きました。
「そうなんです。
次のテストは思い切り失敗しなくちゃ!」
!!!!
「え?? どういうこと?
失敗………しちゃうの?」
「だって本を禁止されて、テスト頑張っちゃったら、お母さんにしてみれば
「ほーら、私の言った通りじゃない!
本なんて読まずに勉強なさい!!」」
ってことになっちゃうじゃないですかー!!」
おぉ。
おぉぉー。
た、確かに。
ちょっと納得してしまいました。
………。
…………………。
いやいや。納得しちゃダメでしたね。
「テスト頑張ったら、僕からお母さんによーく話してあげるから!!」
そうお話をするべきだったと反省しました。
次回の授業では、そう伝えなくてはなりませんね。
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