2016 麻布中学校への逆算④+合格者の思考

2016年度麻布の入試問題の総括です。
今年度の構成は①~③の記事をご覧になってください。
 
全体として、差のつきやすい優れた入試問題だったと思います。
さすがですね。
いわゆる「思考力」ということばで表される難問を解く必要はなく、しっかりと題意を読み取り、得点できる問題を確実に得点する正確さが必要です。
(まあ、これは基本的にどこの中学校にもあてはまる説明ではありますが)
 
麻布中学校の入試全体を見渡すと国理社の読解力・記述力で勝負が決まる色彩が濃いですが、算数でも少なくとも30/60は確保したいところです。
大問4(3)大問6(2)(3)以外の精度で合否が別れたのではないでしょうか。
この3問を正解出来た生徒は算数でアドバンテージをとれているはずです。
 
出題分野は
平面図形・速さ・数の性質・規則性。
比と割合の文章題は今年度は出題されませんでした。
対策としては、今回の4単元に比と割合を加えた5単元は、徹底して厚く取り組んでおくべきです。
数の性質と規則性はキーとなる問題になりやすく、特に重要です。
 
麻布中学校
 
Wisardからは1名が合格。
彼の思考を僕の勝手な想像でトレースするとこんな感じです。
 
「1番、簡単だ。これは問題ないな。
2番、え??これだけ?これはさすがに問題ない。次に行こう。
3番!!来た!速さだ!速さを得点すれば合格するってずっと言われてる。ここは気合が必要……あれ??ただのつるかめ?うん………あってるな。これは。1枚目は満点だ。よしまだ15分しかたってない。これは……いける!!
 
4番、うわ、面倒くさそう……でも何とか上手く整理して……あれ(2)も同じだ。とりあえず答えは出たけど、ここは後でもう一回チェックしとこう。(3)は誘導なのはわかるけど……全然わからないな。ピンチですね!とりあえずカンで2400。よしこれで次に行こう。
5番……うん??どういうこと?9の倍数を数えるだけ……じゃないな。ちょっと書きだしてみるか。おっ!!これは三角数だ!なるほど!じゃあ最後だけ気をつけて……OK!(2)と(3)も意外と簡単だった。いい感じ。まだ1問しか間違えてないんじゃない?さあ3枚目……。
 
6番、とりあえず(1)はきちんと図に書きこんで慎重に……80個は間違いないな。なるほど広いところは1つになってるってことか。よしこれで(2)は……うん、どういうこと?すごく難しい……何とか答えは出したけど全く自信ない。これ以上粘っても仕方ないか……
 
(あと10分!)
 
よし、もう見直そう。まず5はすぐに見直せるからまずここから。よし大丈夫。4番は……もう1回じっくり。(3)以外はこれでいいはずだ。(3)は捨て問だ。間違いない。よし最後に……
 
あっっっ!!!1番の分数のたし算、間違えてた!!急いで直して………!!よし、これで!」
 
(試験終了、鉛筆をおいてください!)
 
 
こんな感じではなかったかと思います。
全然違うかもしれないですが(笑)
 
次は2016年度の開成の問題を扱う予定です。
 
 
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