ＨＡＮＧ ＩＮ ＴＨＥＲＥ！（前編）

今年度に卒業した女の子のお話です。
５年生の終わりに入室してきた彼女。
サピックスとWisardを併用し、最後の１年間できっちり仕上げるためにやってきました。
 
さて、入室した当初はサピックスでもミドルコース。
ですが、一見して大きな伸びしろを持っていました。
この子ならいけるという手応えのある生徒で、成績推移もそれを裏付けるものでした。
 
算数：58　国語：59　理科：41　社会：46　４科：51
算数：43　国語：53　理科：43　社会：55　４科：47
算数：63　国語：48　理科：55　社会：43　４科：53
 
Wisardに入ってからも、イメージとしてはしばらくこんな感じ。
４科の成績が全く揃っておらず、得意な分野やたまたま調子が良かった時に大きく叩く半面、失敗する時は思い切りズッコケてしまうため、総合成績や、在籍クラスだけ見るとあまり変化がないように見えます。
こういう生徒が丁寧に学習する方法、テストに向けた勉強の仕方を身につければ勝手に伸びていくことは経験則でよくわかっています。
 
ですが、現状維持が半年くらい続きました。
我々の読みより、やや長い停滞期間。
むしろプライドが高く、うまくいかないことがあるといきなり塾を休んだりすることもあり、やや波乱含みの日々でしたね。
（ちなみに感情の振れ幅が大きいのは優秀な生徒に多く見られる性質で、個人的には全く悪いことだと思っていません。
ご家庭はたいへんかもしれませんが……………）
 

 
そして９月になり、どうしても行きたい第一志望校が定まりました。
１１月からはその対策に集中する時期になって、ようやく取り組みも本気モードに。
最終盤にアルファゾーンに初めて上がることができ、いい仕上がりになってきました。
 
そして埼玉の１月校は無難なスタート。
次にホップ・ステップと位置づけていた千葉の第２志望校。
発表された瞬間に、Wisardでも受験番号をネットでチェックしていました。
 
「ウソだろう、番号がない……今年もあの学校にやられたか……」
 
後編に続きます。
 
ちなみに塾を休んだ日ではないですが、遅刻した日のエピソードを以前書きました。
ご興味のある方はご覧ください。
 
親子の戦い in the morning
 
 
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