2016年度駒場東邦の入試問題の総括です。
今年度の構成は①~④の記事をご覧になってください。
(算数 解法テクニック というカテゴリにまとめてあります)
今年度は大問1(1)を除いては目立った難問はなく、努力がしっかりと結果に結びつく、よい問題だったと思います。
少し平易すぎるような気もしますが、合格者平均も72.6点とやや低めのラインに収まっています。
力のある生徒から合格していく、番狂わせの少ない出題だったのではないでしょうか。
わが母校ながら、駒東は個人的には算数の問題はあまり好きな学校ではありません。
ですが、今年はバランスがとれていたと感じます。
出題範囲としては例年通り、数の性質と図形分野からがほとんどでした。
注意点としては、ここ2年間立体図形が出題されていないことです。
来年度の受験生は、展開図・切断を中心に立体図形は厚めに扱っておくことをお勧めします。
それから速さと点の移動も大問レベルでは3年間出ていないので、ここもポイントです。
Wisardからは1名が受験・合格しました。
この子は、Ⅶ期生を送り出しましたの記事で登場した少年です。
無限大の思いを進学校に結び付けてくれ、何よりだと思っています。
いいエピソードがあったので、紹介したいと思います。
2016年度の男子最上位クラスは渋谷幕張を併願する子が多く、1月にそのクラスでコンパスを使った作図特訓授業をしていました。
ですが、駒場東邦に合格した少年は、受験予定がありませんでした。
彼だけは別の内容をやろうとしたのですが……みんながやっているものを見て……「でも……僕もやりたいんですよ!!」と言ってききませんでした。
「そこまで言うなら…あんまり出なそうだけれど…じゃあしょうがないなあ……」という感じで、一緒にコンパスを使ったプリントを大量に解きました。
そして………2月1日午後。
駒東の問題を見た瞬間、「あっ」と声が出ました。
大問3の得点差の付きそうな問題に、しっかり作図問題が出ているではありませんか。
結果はもちろん合格。
彼が自分の力で、手繰り寄せた合格だと思います。
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