切磋琢磨

今回は2015年の合格体験記から。
開成中学校に進学を決めた少年のものです。
まずはお読みください。
 
ぼくは5年生の時に、Wisardに入った。
その頃は塾での知り合いも少なく、周りともあまり話さずに過ごしたし、勉強に対する意欲はあまりなかった。
そして、そのまま1年を過ごしたが…。
 
6年の夏、ぼくは親友と呼べる3人に出会った。
彼らは自分と同じように全国でもトップクラスの難関校を目指していた。
その後、毎週のように会って競うことで「こいつには負けない」という競争心が生まれ、勉強に意欲がわいてきた。
また、メールしたり、一緒に本屋に行ったり、ふざけたりして、友情が生まれた。
 
ぼくは70年もある人生のうちたった3年しかいない中学校に合格したことよりも、その友情が受験によって得られたことをうれしく思っています。
そんな友情を育める場所を与えてくれた先生や両親、そして自分と切磋琢磨し、友情を築いてくれた一生の親友3人に深く感謝します。
 
 
これはちょっと変化球ですね。
いい仲間と出会えたことはWisardの力ではなく、ご家庭と彼自身が手繰り寄せた巡り合わせですが、自分も少しは後押しできたかな、と嬉しく思っています。
「阿部先生の教え方はわかりやすかった」
的なことなんて全く書かないのも彼らしいです。
「意欲はあまりなかった」←自分で言うなよ!とも思います(笑)
 
この少年はコツコツと積み上げることを好むタイプではなく、必要最低限のことを集中して一気に身につけるタイプの生徒でした。
それを支えているのは、強力なプライド。
「自分なんてまだまだだ」という客観性と、「いや、俺が1番なんだ」という反発心。
一騎当千の若者に育つには、このバランスが大切だな、と改めて思います。
 
 
「先生、将来は弁護士になりたいんです」
(1週間後)「弁護士はやめました。やっぱり検事を目指します」
(2週間後)「色々と考えて、裁判官になることにしました」

マンガかドラマの影響受けすぎじゃない?
と思ったことはヒミツです(笑)

  
 
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