入試が終わった後の休暇は、1週間で飽きる。

ある6年生が授業中、軽く口にした言葉のお話です。
 
「受験が終わったら、やりたいことがたくさんあるんですよー。
メモ帳に書いていったら、1ページでは書ききれませんでした!」

 
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが出演している映画でそんなお話があったような‥‥。
この言葉を聞いて思うことは2つです。
 
 
1つは、なんだか懐かしいなという感覚です。
昔を思い起こすと、テストの準備をしている時は、終わったら何をしようかということで頭がいっぱいだったような気がします。
あとは、なぜか無性に机の掃除をしたくなったり、本棚を整理したくなったり、普段は絶対読まなそうな本に手を伸ばしたり。
その現実逃避する感じ、おわかりでしょうか?
でも、自分でやると決めたことは絶対にやらなくちゃ、ということが頭のどこかにはずっとあるんですよね。
その感覚が「現役の受験生」ですね。
おおいに頑張れー!と思います。
 
きっと、そのリストに載っていることは半分くらいしか実行しないでしょうけれど(笑)
そんなことを考えながら懸命に取り組んでいる「いま」が大切な経験なんです。
 
 
実際、中学受験を終えた受験生は、ほぼ例外なくこういうことを言います。
 
「いきなり時間ができて、なんだか不思議な感じです。
何をすればいいかわからなくなる時があります。
終わったらやりたいことがたくさんあったはずなのに!!
どれも3日で飽きました」
 
それくらい打ち込めることがあることそのものが、素晴らしいことなんだと思っています。
何かにがむしゃらに取り組めた生徒は、すぐに次の面白いことを見つけられるはずです。
 
 
2つ目は、6月からそんなに色々なことをガマンしていて大丈夫かな、という心配です。
受験が厳しい競争であることは事実です。
より正確にいうと、中学受験においてはギリギリの壁に挑む生徒が大半です。
第一志望が合格確実という生徒は非常に少なく、ほとんどの生徒が自分とほぼ互角の能力を持つライバルとの競争を選びます。
ですから、受験生は気を抜くことはできない、全力で取り組まなくてはならない、ということは確かにその通りです。
 
ですが、人間そんなに長い時間頑張ること、忍耐を強いられることは無理でしょう。
まして、小学生ならなおさらです。
もちろん有限な時間の使い方は考えなくてはなりませんが、あまりガマンしすぎず、気持ちよく勉強に臨めるコンディションを整えて欲しいと思います。
小学生は、教室での授業中に大きく成長しているんです。
そのためには体力・気力が充実した状態で教室に入ることが一番。
それを忘れないで!ということですね。
 
 
これはその時の教室でもお話したのですが、あまり説教くさくならなようにササっと伝えました。
もう少し、補った方が良かったかなあと思ったので、ブログに書いてみました。
 
ちなみに、冒頭に少し触れた映画はこれでした。
 
最高の人生の見つけ方
 
いつかは観て欲しい1本ですね。
もちろん、受験が終わった後で!!(笑)
 
 
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