【中学受験】駒東が伸びるわけ、という記事を読んで(後編)

前回の記事の続きです。
 
中高6年間を一貫校で過ごすことは、人生に大きな影響があると思っています。
ですが、
「それが今にどのように繋がっているのか」
「もしその環境でなかったらどうなっていたのか」
を明らかにすることは難しいです。
 
人間性の形成の時期の環境だからこそ、「その環境しか知らないから、他の環境が今ひとつ想像できない」ということですね。
ですから、間違いないと思うことだけを書いておきます。
せっかくですから、進学ガイドには載っていないようなことに絞ってみます。
 
 
「駒場東邦は、本当に面倒見のいい学校?」
 
ノー。
一定のモラルは流れているのもの、基本的に放任型であることは間違いありません。
むしろ一定水準の力を持つ生徒には、必要以上の介入は不要で、ある程度の自由があってこそ、より力を発揮できると思っています。
 
 
「駒場東邦では、学校だけで大学受験ができるか?」
 
ノー。
よく聞くフレーズですが、これは(都内の進学校では特に)基本的に幻想です。
ただ、定期試験をきちんと受けていれば、断片的な情報はしっかり入るので、本気で勉強するのが最後の1〜2年で十分なことは確かです。
それにしても、塾ないし参考書で計画的に準備することが重要で、授業は東大医学部受験特化では決してありません。
 
 
「今後の大学入試改革に向けてのフットワークに期待はできるか」
 
たぶんノー。
AO入試などの変化はすでに始まっており、それに対する対応に力を入れているわけではなさそうなことから、推測です。
 
 
「医学部入試に力を入れているか」
 
イエス。
学校での出願等の進路指導や面接対策などはそれほど積極的ではないそうです。
ただ、同級生や先輩後輩でも医師のOBは非常に多いです。
同じ道を目指す仲間がいるという意味では、とても良い環境だと思います。
 
 
「駒場東邦にいじめはあるか」
 
イエス。
しかし、人間が3人以上いれば程度の差こそあれ、いじめは必ずあります。
今はないかもしれませんが、これから先はわかりません。
それは当然で、問題はそれが行き過ぎないようなブレーキが効くかどうかです。
ですからこの質問自体、ほとんど意味がないと思っています。
 
 
「3F精神は卒業生に宿っているのか」
 
ノーコメント(笑)
Friendshio/Fair Play/Fighting Spiritsの3つで、駒東生の基本精神だそうです。
催事ごとの校長の訓示にしか登場しないため、在校生は忘れています。
この前、卒業生が集まった時にも誰も全て思い出せず、スマートフォンで検索しました(笑)
 
 
「駒場東邦に通ってよかったか」
 
イエス。
6年間のびのびと通うことができました。
感謝、感謝です。
 
 
 
意外と内容がなかったでしょうか‥‥。
 
そういえば、前塾では最後の3年間はSSで駒東コースを担当していたのですが。
その中でも特に優秀だった生徒のお母様とばったりお会いし、今年予備試験から司法試験に在学中に一発合格したと伺いました。
これは本当にすごい!!!と感嘆しました。
あの子のような才能を伸ばしてくれるのであれば、やっぱりいい学校なんだろうなと改めて思いました。
 
言いたいことがあるとすれば、入り口のことです。
中学入試においてあまりにも難しくなってしまいました。
昔ならば開成と駒東には大きな隔たりがあったのですが、ここ15年でその差が縮まっていることは実感しています。
それから、算数の入学試験はあまり美しくない、面白くないので、好きではないですね。
まあ、これは蛇足かもしれませんが。
 
 
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