算数の理解が深まってくると、どんどん分数が好きになっていきます。
わり算とは分数そのものであることが理解できると、グッと視野が広がりますし、計算も速く正確になります。
中学入試算数において応用の範囲の広い「割合」「比」の概念も、分数そのもの。
分数の計算そのものを身につけることが目的ではなく、あくまでも考えるための「道具」として使っていくものなので、感覚的に扱えるようになることが大切です。
算数のカリキュラムの中でも、分数感覚を身につけるためのプログラムは特にウェイトが大きい内容と言えます。
逆に、虐げられるのは小数。
分数より直感的に扱いづらい上に計算量が多くなりがちで、子供たちは基本的に小数がキライです。
算数が得意になると、多くの場合は小数の計算はできるだけ避けようとするようになります。
その中で、小学生の算数特有の「3.14」の計算は、小数を避けて通れない単元の1つ。
ある程度は計算法則と比・分数の利用でシンプルにできますが、最終的にはどうしても小数の計算が出てきます。
3.14×16=50.24 のようにある程度は暗記しなさい、と教える場合も多いようです。
Wisardでは「覚えなさい」と教えることを非常に嫌います。
ですから、最終的には覚えるくらい練習することになるのですが、生徒たちは場面ごとに計算しています。
そんな中で面白いエピソードがあったので、紹介します。
授業中、算数の素養の高い少年が 42×3.14=130.88 という計算をしていました。
筆算も何も残っておらず、突如として出現している答え。
慣れてくると、これはなんかキモチ悪いな、ということが直感的にわかるようになります。
ですから、彼には
「なんだかおかしいね。
もう1回やってみて。
間違った答えを書くくらいなら、筆算した方がいいよ!」
と声をかけました。
するとその少年が怪訝そうな表情をして、ちょっと考えるとこう言いました。
「え?「ひっさん」ですか?
‥‥‥‥。
筆算って、なんでしたっけ?
忘れました」
「!!!」
次回に続きます。
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