【中学受験】塾を休まない生徒は合格に近づく。

※塾を休みがちな生徒が、合格しづらいわけではありません。念のため!!
 
塾を全く休まない生徒は結果がよい、ということは確かだと思います。
中学受験は平均2.5年くらいかけて準備します。
Wisardは通塾期間はもう少し短い教室ですが、その期間、それこそ1度も欠席しないような生徒は一定数います。
春期講習前の個人面談で、塾の欠席についてのご質問を受けましたので、記事にしようと思い立ちました。
結論としては、上記の通りで間違いありませんが、それはどうしてなのか、という理由づけを考えてみます。
 
 

子供が塾の授業を楽しみにしている

 
子供が休みたがらないケースですね。
ご家族の予定よりも塾に行きたい、体調が少々悪くても欠席したくない、という気持ちがある場合です。
出席した方が成長できるのを体感で知っており、そういう生徒は授業中によく伸びていく感覚があります。
イヤイヤながら教室に行く生徒よりも、そういう子が多くを学べるのは自然ですね。
6年生の夏休みを過ぎると、受験生としての負荷はどうしても増してきます。
ですが逆にそれまでは、弾むような足取りで教室に来てほしいといつも思っています。
 
 

もともと、子供に体力がある

 
これは勉強に限ったことではありませんが、やはり体力がある方が頑張りが効きます。
中学受験は楽しんで、無理なく教室に通い、その結果として身につけた力で突破するのが理想です。
もちろん、評価されるのは頭の良し悪しですし、体力測定があるわけではありません。
ですが、スケジュール的なハードさはある程度はありますので、体力があるに越したことはありません。
 
また、社会に出る前に身につける力として、頑健な身体能力は必須です。
長い通塾期間の中で欠席が際立って少ないということは、その力が小学生の段階ですでに備わっていることを示しているのでしょう。
 
 

いい意味で、視野が狭い

 
いい意味で盲目、ということです。
盲目というと、悪い言葉のようですが、いい意味で使っています。
塾を休む、という選択肢がないということです。
例えば昨年度、第1志望の豊島岡に進学した生徒とこんなお話をしました。
 
「1日過去問を3本とかやっても、嫌がらなかったよね。
いつもやる気満々で、前向きだった。
1月の雪の日だって、授業を休まなかった。
そういう気持ちで取り組んだから、力がついたんだと思うよ」
 
僕がそう言うと、こんな答えが返ってきました。
 
「えっ、過去問演習とか、断ってもよかったんですか?
雪の日もほんとは休んで、うちでゆっくりしたかったんですけど‥‥。
そういう選択肢があることが、思いつきませんでした!」

 
こういう感じです。うまく伝わるでしょうか。
 
また、この「視野の狭さ」というのは、他の場面でも現れることがあります。
例えば、やや厳しい第1志望校と、無理なく合格できる第2志望校があった時。
ちょっと手を抜いて、無理なく第2志望校でいいじゃないか、という選択肢がそもそも頭に浮かばない方がよい場合があります。
つまり、第1志望と第2志望の違いなんてよくわからないけれど、とりあえずは1番行きたい方にこだわるんだ!というメンタリティの方が、ギリギリの勝負ではプラスに働くのではないでしょうか。
 
あるいは、多くの情報が簡単に手に入るいま。
勉強の仕方、成績の上げ方についても、様々な人が様々なことを言っています。
それが気になってしまって、つまみ食いを繰り返し、結果として何の成果も上がらなかった。
そうならないようにしたいものです。
これだと信じたやり方を貫くことに集中することも大切だということは、日々感じています。
 
 

ご家庭の中で、子供の学習の優先度が高い

 
子供の学習のプライオリティが高いご家庭は、塾の予定を優先してご家族のスケジュールを組まれています。
Wisardはある程度は授業を振り替えることができるので、欠席のダメージは比較的少ない方です。
ですが、大手塾の講義型の授業の場合は欠席したら、それで終わりです。
ドカンと渡される欠席教材や家庭学習を、授業に出席した場合と同じ完成度に仕上げるのは至難の業。
それがカンタンなことなら、世の中は通信教育で中学受験する生徒で溢れているはずです。
 
小学生は、授業に出席し、それに参加しながら学ぶことで最も集中し、成長することができます。
Wisardでも、塾での学習を「単なる習い事の1つ」ではなく、将来の礎を築くための大切な時間として、生徒をお預かりしています。
そういう意味で、欠席が少ないことはご家庭としての協力体制が作れていることを意味していると言えそうです。
 
 

まとめ

 
授業を休まないことに一定の価値があることが、うまく伝わったでしょうか。
ご家庭によって様々なご事情がありますから、授業の欠席が無条件に良くないというわけではありません。
逆に、皆勤賞の生徒が必ずしも第1志望校に合格するわけではない、ということももちろんですし、
合格に近づくなと明確に感じるのは、長期間全く欠席のないような稀有なケースのみです。
 
「授業が面白いし、自分にとって役に立つ内容だから、休みたくない!」ような教室を選ぶこと。
休まずに楽しく通って学び、新しい内容を理解しながら少しずつ成長すること。
そして、ご家庭によって形式は異なりますが、それに協力し、サポートしてあげること。
それができれば、確実に合格を手繰り寄せることができます。
 
ただし、もちろん体調が悪い時は、しっかり休んでくださいね!!
勉強は体調万全の時にやるべきことです。
 
 
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