【中学受験】算数の解き方を「忘れてしまう」生徒 その1

算数の解き方を「忘れる」ということ

 
「この問題、どうやって解くんだったっけ?
忘れちゃった」

 
このことばを聞いて、どうお感じになるでしょうか。
 
 
まだ子供らしさの残る4年生以下であれば、いたしかたない部分もあります。
Wisardの生徒でも、この言葉を入室以来1度も口にしない生徒は全体の1/4くらいです。
ですが、5・6年生の力のある生徒はまず口にしません。
 
「力がある」というのは、
 
「テストで得点力があり、成績がいい」
 
ということではなく、
 
「何かを理解して身につけることを理解していて、これから多くを学んでいく準備ができている」
 
ということです。
その状態になれば、自然と言わなくなります。
 
 
そういう意味で、算数において冒頭の言葉は良くない兆候だと思ってください。
その問題の解法が思いつかない、ということそのものは全く瑣末で、どっちでもいいことなんです。
ただ、この言葉が口から出てくる生徒は、
 
「算数において、間違った勉強の仕方を完全に身につけてしまった」
(どこかでスイッチを入れ替えられないと、今後の学習はずっと頭打ちと隣り合わせの物量作戦になります)
 
「今まさに、間違った学習の仕方が身体に染みこみつつある」
(まだ間に合います。
暗記科目と思考科目の区別をつけてあげることが必要です)
 
「まだ勉強というものを全くしたことがない、まっさらの状態である」
(全てはこれから。楽しんで学んでいきましょう)
 
のいずれかです。
つまり、「忘れちゃったんならしょうがない、もう1回やって覚え直そうね!!」という話ではないということです。
算数はそもそも、「覚えている/忘れた」の二者択一で勝負する科目ではないからです。
 
もちろん暗記と区別がつかないくらい常識になる知識はあります。
また、入試直前の得点力を安定させる上で必要な論点も確実に存在します。
ですが、そもそも算数ができるかできないかは、もっとそれ以前に決まっています。
算数ができる生徒は、ほとんどの場合は頭がいい生徒です。
 
頭がいいということは、たくさんの知識があるということではなく、たくさん考えられるということなんです。
算数はその能力を向上させるための学問です。

 
 

「覚えている」「忘れた」の競争をしないためには

 
学習は人間にとって本能的なものだと思いますから、本来はもともとの能力に従って自然に成長し、自然に差がついていくはずです。
環境も重要なことは確かですが、同じ日本社会に生まれて育っているわけですから、そんなに大きな差はないはずなんです。
ですが、「勉強する」という言葉が曖昧なために、間違った学習の仕方をしてしまっている生徒は少なくない、というのが多くの小学生と接して日々感じていることです。
子供を賢くしたい、という気持ちをどの保護者の方も持つ一方で、そのためのアプローチには様々な理論があり、しかも子供には非常に多くのタイプがあってパターン分けが難しいことが理由だと思っています。
 
 
冒頭の言葉が出てくるのは、ほとんどの場合は周囲に「解き方を覚えなさい!」という方向に導かれているからです。
そういった間違った学習をさせないためには、大人が「12歳くらいまでの学び」についてある程度理解していることが必要です。
 
・早い段階で、解法を暗記する学習に走りすぎてはいけないこと。
・テストで高得点を取ることと、頭がいいことの区別をつけること
・「勉強する」という言葉が、あまりにも広範囲の意味を含む言葉であることを意識すること。
・「暗記科目を勉強する」ことと「論理科目を勉強すること」は「勉強する」というアクションは同じでも、頭の使い方が全然違うこと。
「処理の精密さ」「スピード」「思考力」のバランスをとること
 
を意識するだけでも、かなり違ってくるはずです。
何回かの連載にわけ、詳しく文章にしていきます。
 
 
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