【中学受験】入試問題を面白い、と感じる生徒。

 
ある少年。
入試問題に全力で取り組んでいます。
採点が終わると、自分なりに解き直す時間をとった後、解説を聞いて納得。
すでに聞く必要がないと判断した部分の解説には、全く耳を貸さず。
そして解説中は、誰も聞いていないのに演習中に考えていたことをどんどん口にします。
さらに、自分の関心のあるパートは非常によく聞いていて、他の生徒が指されている時も気にせずにバンバン答えます。
 
つまり、ずーっと頭を使っていているんです。
これを積み重ねているうちに実践的な本当の力が磨かれる、理想的な頭の使い方。
そう思ったので、こんなお話をしました。
 
「うちで、全然勉強しないんですってお母さんから聞いているけど。
君は授業中はとてもよくやっているよ。
勉強の仕方は分かっているんだから、自宅でも同じようにやればいいんじゃない?」
 
 
それに対して、とてもいい答えが返ってきました。
 
「でも授業の復習って、つい最近やったことをまた繰り返すだけじゃないですか。
そういうのはあんまり好きじゃないんです。
でも、入試問題を解くのは好きなんです。
そっちの方が楽しいから、やる気が出るんだと思います」
 
 
ほぉー。
なかなか言いますね!!!
 
そう、そうなんです。
演習中、受験生の頭はフル回転しています。
 
「次はどんな問題が来るのかなあ?」
「これが来たか。これなら楽勝だ!」
「ん??これは‥‥さっぱりできなそうだ。
次にいこう、次!後で戻ればいいや」
「これはこうなって、こうだから‥‥。
うん。たぶんこれでいいはずだ!」
 
きっとこんな感じなんだと推測しています。
 
 
難関校の入試問題は、頭を使うのが好きな生徒たちの差をつけるための問題です。
こういう問題を解ける生徒に入学して来てほしい、という学校のメッセージでもあります。
ですから、たいていは長い時間をかけて練られた、とても面白い問題なんです。
(もちろん、超つまらない問題しか出さない学校もありますが‥‥)
 
そういう問題で頭を使う面白さを感じられる生徒は、授業の中でどんどん伸びていきます。
その経験を楽しめるレベルまで引き上げることは簡単ではありませんが、算数の授業の質というのはいかにそこにもっていけるかなのかなと思っています。
 
 
しかし同時に‥‥。
受験勉強は「暗記」「練習」「繰り返しによる反射神経」で合否が分かれるという部分ももちろんあります。
入試を突破するためには、それも大切な要素なんです。
 
「努力を積み重ねてきた生徒なのかどうか」
も評価されます。
 
教室で頭を使い、勉強の面白さを感じるのはとても素晴らしいことなのですが、ある程度は繰り返して定着させることもどうしても必要です。
こういう生徒にはそのバランスをしっかりとってほしい、その力をもっと伸ばせる環境で学ぶために労を惜しまないでほしい、と思っています。
 
 
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2 件のコメント

  • いつも拝見させていただいております。
    現在5年生の男子を持つ親です。
    以前に開成は別格と記事がありましたが、愚息はその開成を頑なに希望しております。四谷大塚に通っており、S3〜C1組をウロついています。勉強は本当にやらない子で困っています。週テストはその日の午前中に、組分けテストは前日にやるような感じです。危機感がなく、志望だけは高い状態です。どうしたらやる気を出してくれるのでしょうか? また、今の時期にこの位の成績で開成に合格するケースはあるのでしょうか? よろしくお願い致します。

  • >田中幸一さん

    コメントをありがとうございます。
    記事にしてお答えしようと思いますので、しばらく期間をいただきます。
    過去の記事をご覧いただけるとお分かりなのではと思いますが、Wisardは正攻法の入試を常に考えていますので、そんなに革新的なことは書けないかもしれませんが。

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