【中学受験】大手学習塾の教材はなぜ、一般に流通していないのか。

まず、学習塾のテキストは自習用教材とは異なります。
 
中学受験準備の大手としては、サピックス・日能研・四谷大塚(その他、予習シリーズを使用する塾)・Z会(通信)が挙げられます。
サピックス・日能研の教材は完全に授業と連動して使用するテキストです。
そのため、デイリーサポートや本科教室などの冊子そのものを入手しても、実際に塾に通わない限り、その威力を発揮させることは難しい内容です。
予習シリーズとZ会の教材は、上記の2塾と比べると解説が丁寧ですが、「1冊の書籍」という単位に内容を詰め込みすぎているため、非常に使いづらくなっています。
上手に使用するためには、信頼できる個別の教師か、あるいはご家庭での強力なサポートが必要です。
 
ですから、塾のテキストはそもそも世の中に出すために作られているものではない、と考えてください。
それを授業なしでも機能するような商品としてパッケージするには膨大な労力がかかり、さらに通塾生の減少につながるリスクもありますから、ペイしないのです。
それが、塾のテキストが書店にないことの理由です。
 
もちろん、小学生にただテキストを渡しただけで自習するように、と指示しても多くの場合は全くうまくいかないことが大きいです。
ですから大手塾の方も、自習教材を整備するのにエネルギーをさきません。
今の仕事の形態でうまくいっているのなら、何かを変えようという気にはなりませんよね。
 
 
さて、そこで思うのはそれだとせっかく良い内容なのに、それを利用できる生徒は少ないなあということです。
多くの生徒が中学受験の荒波の中で、大きく成長するところを見てきました。
まさに
 
「ゴールデンエイジを鍛えぬく」です。
 
(花マル学習会のコピーですけど(笑)
でもこれはカッコいいので、とても好きな言葉です)
 
それなのに、裕福で首都圏に在住している家庭の生徒しか、そのプログラムを利用できない、これも教育格差だなあと思います。
逆に、地方から「出身高校始まって以来の東大合格!!」などといって上京してくる生徒は、凄すぎるなとも思います。
 
さて、そんな教育事情。
これから少しずつ変わっていくでしょうか‥‥。
 
 
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