【中学受験】眠れる獅子たちは本質を射抜く。

 
「ハコの中にくじが5本入っていて、そのうち当たりは1つだけです。
このくじを5人が順番に引いていって、当たりが出た時点で終了とします。
あなたはくじを引く順番を自由に選ぶことができます。
何人目にくじをひくのが有利だと思いますか?」
 
 
大人にはなんでもない質問ですが、子どもたちに問いかけると、それぞれ色々とアタマを使ってくれます。
 
「初めに当たりを引かれちゃったら、後の人はくじをひくことができなくなります!」
「当たりが最後まで残ったら、5人目の人は必ず当たるというわけ!」
 
のように、アベがミスリーディングな説明をすることもあって、小学生の解答はけっこう割れます。
正答率はたぶん10%程度です。
意外に低いですよね?
 
 
もちろん、直感的に正解に至るタイプの生徒もいます。
先日もいい答えがありました。
 
「う~ん、まあどうせ、全員一緒なんですよね?
ちょっと考えないと、上手くは説明できそうにないですけど」
 
ズバリです。
この「どうせ」という感覚。
これが算数の得点力においてはもちろん、テスト全般において非常に大切なんです。
直感的に結論を導き、それを論理的に検証する力。
この力を磨く最高の方法をずっと探しています。
 
眠れる獅子
 
 
確かに「本質を見抜く力をつけましょう」みたいなことばは、教育関連の文章にしょっちゅう書いてあります。
言うのはカンタンですが、これは間違いなく難事業。
結局、勉強にポジティブなメンタリティを育てること、その上でアタマを使う場面を多くする他にないというのが現在の結論です。
最短で本質を射抜く子供を見ると、あぁこの子はきっと伸びるな、何かに本気になった時には、面白いように結果が出るだろう、と感じます。
そんな子供たちを世に送り出したいと思って日々、授業をしています。
 
 
さて、そんなことばかりいつも考えているわけですが。
授業中、入試激励(入試の前に校門の前に塾関係者が待っている、例の行事です)のことが話題に上った時のことです。
最近、眠りから覚め、覚醒しつつある中学生の女の子にこんなことを言われました。
 
「先生達も大変だよねえ。
あんな寒い中、ずーっと立って待っていてさ。
塾の先生と握手なんかしたって、点数が上がるわけじゃないのにね!!」
 
………。
よくわかっているじゃないですか。
でも………本質を射抜きすぎるのも、考えものかもしれませんね(笑)
 
 
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