先生をするなら、苦手科目の方がよい?

先週末、中学生とお話をしている時のこと。
理科の質問をしたい、という生徒に「僕はムリ!」というと「教えてくれないなんて、酷いじゃないですか!」と言われました。
 
いや、本当に僕に習わないほうがいいんです(笑)
理科の得意な/好きな生徒を育てるほどの力量はないからです。
中途半端な学力で、生徒の学習に口出しをすべきではないと思っています。
そう考えてふと気づかされることは、先生としての専門科目にするのであれば苦手だった科目の方がよいかもしれないな、ということです。
 
僕の中学入試での科目別の力量は
 
国語>>算数>>(超えられない壁>>社会>>>>>>理科
 
という感じ。
大学入試では
 
英語=国語>>>>社会>数学
 
でしょうか。
 
得意科目は「自然と」「なぜか」できてしまうことが多いように感じます。
例えば、僕は常に国語は得点源となるタイプの受験生でしたが、国語はほとんど何もやっていない科目でした。
ですから、「どうすればもっとできるようになるのか」「なぜ自分はこの科目が得意なのか」を真剣に考える機会はそう多くありませんでした。
 
それに比べ、数学は中学3年~高校1年にかけての2年間を完全にサボったため、そろそろ真剣にやらなくてはと思った時には、救いようがないほど学力が落ちてしまっていました。
そのため、それを取り戻すのには「戦略的に」考え、取り組む必要がありました。
すでに高校の授業ですら、理解できない状態だったからです。
(東大入試に数学は文系理系問わず必須ですから、本当はその状態にしないのが一番です。念のため)
結果的に何とか入試で勝負できるくらいにはなり、それが終わった後、好んで学ぼうと思ったのはその数学でしたから、不思議なものです。
 
さて、この経験は今に生きていると思っています。
「どうやったら、ゼロから数学の力をつけることが出来るのか」を試行錯誤したことで、「各単元を一つずつつぶすことで全体像をつかみ、整理された解法でそれぞれの問題を各個撃破する」という勉強の取り組み方の大きな方針を身につけることができました。
 
今の僕の算数の授業もそれを応用したものです。
そうなると一番苦労した数学と関連性の高い科目、算数を専門に選んだのは最良の選択だったかもしれませんね。
 
………というわけで算数/数学の質問でしたら、どんなものでも大歓迎です!

 
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