【中学受験】2023年度 雙葉中学校の算数 講評+解説動画

 

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雙葉 算数の特徴

 
雙葉の算数の特徴は、「1問の重さ」「計算量への対応」です。
 
まず、雙葉は女子御三家の桜蔭(100:100:60:60)・女子学院(4科均等)と比べ、
100:100:50:50という最も算国偏重の配点で、入学試験を行っています。
 
 
なおかつ、例えば2023年度でいうと、
小問数が桜蔭21 女子学院27に対して、
雙葉は13しかありません。
 
つまり、1問あたりの4科合計点に対する割合が非常に高く、
1,2個の計算ミスのみで、15点前後を失うことになるわけです。
そのうえ、問題の難度は御三家の中でも最も低いため、
合格点は比較的高い点数であることが予想されます。
 
 
つまり1問が非常に重い入試です。
解法までの道筋が見える問題については、
「絶対に解答まであてる」姿勢・能力が求められると言えます。
 
また、算国の配点が高いため、
「算国どちらかに苦手科目があり、他の3科目で補う」タイプの受験生は、
不利な戦いとなる傾向があります。
 
 
一方、1問あたりの解答時間は単純に計算すれば、
女子学院の2倍以上あるわけで、
スピード感が秀でている受験生である必要はありません。
解法を記述する欄があるとはいえ、じっくり解答してかまわない入試です。
 
それもふまえて、1問あたりの計算量はやや多めに設定されいるうえ、
意地悪にひっかけにくる出題もあることから、
中学校側が正確な計算力を重視していることがわかります。
 
 
出題単元の傾向としては、それなりにバランスよく出題されるものの、
速さ・和差と割合の文章題・規則性・図形移動が特に頻出で、
立体図形(水量変化以外)と場合の数はほとんど出題されません。
 
平面・立体図形は頻出ではあるものの、
難易度は低めなので、基本を抑えていればOK。
特に注力しておくべき単元は速さ・規則性です。

 
 

2023年度 雙葉 算数 総評

 
全体的に非常に易しく、
かなりの高得点勝負になったことが予想されます。
 
大問3 図形移動 大問4 水量変化 大問題 売買損益・3段つるかめ は
どれも十分に正解できる難易度でした。
 
 
一方、例えば大問3の作図をミスしたり、
大問4の序盤で底面積と高さの比を正確にとれなかったりした場合、
挽回できない大きな失点につながる場合もありますから、
やはり1問1問を大切にした答案を提出したいところです。
 
 
合否をわけた1題としては、類題を多く練習したことのある大問1 3と比べ、
その場で問題の設定をしっかり理解する必要があり、
得点差がつきやすかったと思われる、
大問4の水量変化を挙げたいと思います。
 
また、超頻出単元といえる規則性の出題がなかったことから、
2024年度はかなりの高確率で大きく出題されると予想します。
 
 
 
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