先日、卒業生のお母様から突然お電話がありました。
長期的な学習の進め方についてのコンサルティングのご要望でした。
今回はその内容についての記事ではなく、その際に「もう読み終わったので、よろしければどうぞ」、とそのお母様から頂いた本についてです。
「ルポ 塾歴社会」
自分では買うことはない書籍だと思いますが、せっかくなので読んでみました。
(しばらくWisardの本棚に置いておきますので、ご興味のある方はどうぞ!)
主に鉄緑会とサピックス小学部について扱っている書籍です。
自分の通っていた塾がサピックス小学部(小5秋~小6)・平岡塾(高1~高3夏)・鉄緑会(高2冬~高3)ということもありますし、サピックスでは講師もしていたので、とてもよく知っている世界のお話という感じでした。
感想は………うーん、ちょっと一言では言えません。
タイトルからは、これからは「学歴」より「塾歴」が大事という話(さすがにそれはないでしょう……)なのかなと思いましたが、それは全然違いましたね。
肯定的に捉えられる部分も多くありますし、それはちょっと違うのになあと思う部分もありました。
僕が自分で体験した生徒として、また現在は小学生を教える先生としての視点から見ているのに対し、筆者の方はそれを俯瞰する、「現在の日本の教育」という視点を持っているからだと思います。
「どんな生徒にもあてはまる必殺の教育法」というものは存在しない、ということを日々痛感しているため、いつの間にかマクロの視点を失いすぎているのかもしれないな、ということを反省する機会になりました。
現在お子さんをお育てになっているご家庭がこの書籍を読むのであれば、教育関連の書物を少なくとも10冊は読むことをお勧めします。
その上で、しっくりくる考え方、お子さんに合っているのではと感じる手法を取り入れていくのがよいのではないでしょうか。
子どもは1人1人違い、最善と思われる教育・育て方は様々です。
どんな優れた書籍にも書いてありませんから、様々な情報をもとに自分で手法を考えなくてはなりません。
そう思うと、子育てってすごくクリエイティブなことなんだなあ、と思いますね。
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