ワシとミソサザイとエリック・カール

ある女の子のお母様とお話をしている時のことです。
その子は能力が高いだけでなく、言いたいことの多くを口に出して相手に伝えることが得意な、自己主張のできる生徒です。
お話する中で、幼い頃はどんなお子さんだったんですか?ということを伺いました。
 
するとこんな答えが返ってきました。
 
「読み聞かせをかなりしていました。
でも、私の方が結構しんどくなってしまって。
私が眠くなって、読み聞かせをしながらこっちが寝てしまうことがよくあったんです。
そういう時は、しっかり読むように娘に何回も起こされました。
それから、そういう時は短く済ませようと思って、何ページか飛ばして読もうとするんですけれど、ちゃんと気づくんですよね。
そしてきちんと飛ばさずに読むように、正しいページまで戻されるんです。
そんな子どもでしたね。
特にお気に入りだったのは、「ワシとミソサザイ」という絵本でした」
 
ワシとミソサザイ
 
ほぉー、らしいエピソードだなぁと思ってお話を伺っていました。
そして後日。
僕も読んだことがあるような気がするタイトルだったので、調べてみました。
絶版商品になっているようで、書籍そのものは見ていないのですが、あらすじだけ読むと……こんな感じでした。
ちなみにミソサザイは鳥の種類の名前です。
 
「鳥たちが集まって、いちばん高く飛べたものを自分たちの王として認めることになりました。
ワシは太陽まで昇って行き、戻ってくると自分の勝ちを宣言しました。
ところがミソサザイは、私はもっと高く昇ったと主張しました。
ミソサザイはワシの首につかまって一緒に太陽まで昇り、ワシがいちばん高いところに達したとき、ミソサザイはそれより高くハネあがっていたというのです。
鳥たちはミソサザイを鳥の王と認め、王冠をさずけました。
 
西洋ではミソサザイを「王さま」とか「年寄り」と呼びます。
その理由をギリシャの哲学者は「チャッカリ屋で器用で、暮らしっぷりが楽々としているところから」と言ったそうです。
ワシのライバルに見たてているのは、この哲学者のことばがヒントになっているのかもしれません」

 
 
………幼い頃から「最後に美味しいところを持っていく」話が好きだったようですね(笑)
これは三つ子の魂百まで、という言葉を説明するのにピッタリのエピソードだなあと思って、苦笑いしている次第です。
 
ちなみに僕はエリック・カールさんという方の絵本がとても好きです。
 
エリックカール
 
今でもたまに見たくなりますね。
 
 
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