Wisardを卒業した、高校1年生からこんな連絡がきました。
「熊本で大きな地震がありました。
僕たちに募金以外にできることはありませんか?
何もできなくて悔しいです」
これを読んでいる保護者の皆さんは、自分のお子さんからこう言われたら、何と答えるでしょうか。
僕はこう答えました。
「高校生にできることは少ない。
次に災害が起きた時に、人の役に立てるような実力をつけてください。
それが君にできる最善の行動だと思います」
これでよかったのかなと、確信は持てないような気持ちでいます。
今のような立場になると、例えば僕がWisardを一時的に閉めて、ボランティアとして九州に渡ったところで誰も喜ばない、あるいは喜ぶ人はかなり少ないということはわかってしまいます。
現地にいる友人・知人の安否を確認して心ばかりの物資を送り、大学時代の友人が関わっている復興支援のNPOに寄付をして、それでおしまい。
埼玉の算数の先生にできることはそれくらいものです。
自分の行動が最善なのかということさえも、確信はもてません。
ただ自分の教えていた生徒が、人の役に立ちたいという「志」のようなものを持って育っているということはすごく嬉しく思います。
そしてそれをずっと持ち続けることが、どれほど難しいことかもよくわかっているつもりです。
人を動かす思考のエンジンまで教える、というようなおこがましいことは考えてはいませんが、せめて何かをやりたいと思った時、それを実行に移せるような実力を少しでも伸ばせればいいと、そんな風に思っています。
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阿部先生 こんにちは
最適な素晴らしいアドバイスだったと思います…
ボランティア活動って、自己満足になっては本末転倒になってしまうと思うし、
どなたかのお役に立てることって、本当にお役に立てているのかは、そのお相手にしか分からないから慎重になるべきことだろうし…
いずれにしても、我が子にも、先生のお言葉のように、いざという時に実行に移せる実力と、相手を思いやる優しさを兼ね備えた人になってもらえたらいいなって思います☆
それにしても、ウィサードだったのですね(笑)
考えてみたら、sですものね…
>2581さん
もうこの子も、一浪をへて大学生。
同志社に進学していきました。
きっと4年後には、大人が驚くような行動力を持っているかもしれませんし、それを期待したいですね。
そう、実はウィサードなんです。
来歴は遥か昔にブログに書いたのですが、もう消えてしまっているので、いつか改めて書きたいと思っています。