算数のメモが乱雑ではいけない時

前回の記事では、算数を解く時のメモは少々汚くても問題ない、ということを書きました。
ですが乱雑すぎるのを、意識して直すべき時もあります。
それは、
 
自分の字が読めない、順序がグチャグチャすぎることで、考えがスムーズに進んでいない場合・ミスに繋がっている場合
 
です。
 
 
外部から見ると、以下のような形で現れます。
 
・特定の文字を頻繁に読み間違える。
(一番よくあるのは4と9ですが、パターンは多彩です)
 
・斜めになるクセがあり、整理しきれていない。
(習いたてのうちは、小数のわり算の余りのミスという形でよく現れます。
まあ、これは検算をしていないのが一番の問題ですが)
 
・字が大きすぎて問題用紙のメモがぎゅうぎゅう詰め。
スペースが足りていない。
(サピックスと四谷大塚のテストの序盤・中盤は特に。
スペースが足りないことで、考える道筋が乱れることは実はよくあります)
 
・順番がグチャグチャ。
(専門にしている人間が見ると、すぐにわかります。
左上→右下の流れからあまりにもかけ離れていて、自分自身で自分の思考を追えないメモになっている。
これが一番問題です。これは特に意識して直すことをオススメします)
 
・問題を猛烈にやりきった勢いで、答案用紙の答えまでその勢いで書いてしまい、バツになる。
(どの生徒も1回くらいやるような気がします。
答案用紙は自分の自信のある答えを心を込めて書いて欲しいところです)
 
こんな場合です。
 
 
つまり自分が読んで考えやすい手順になっていれば問題はない、他人から見て良いメモである必要はないということです。
ですが、自分の突き進む道筋に自分で障害物を置いてしまうようなやり方は直した方が良い、ということになります。
 
まとめます。
お母さん・お父さんから見て「キレイな答案」である必要はありません。
自分が使いやすければいいんです。
だから、取り組み方を改良することは自分自身にしかできません。
そしてそんなことよりも、身につけてきた考え方を武器に問題と勝負することが大切なんだ、ということが一番にお伝えしたいことです。
見た瞬間に解法の浮かぶ問題ではない入試問題を出題する学校に挑む生徒は、特にそうだと思います。
 
 
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