「比べる量」って何だっけ(笑)

「先生、学校の算数の教え方がヘタすぎるんですけど……!」
 
Wisardの6年生が聞き捨てならないことを言い出しました。
物腰柔らかで、いつも笑顔を忘れない彼。
ケンカなんて生まれてから一度もしたことがないようなソフトな雰囲気の少年で、攻撃的な所は全くありません。
しかし、勉強向きの頑固さも持っており、こんな風に突然何かを言い切ることもあって、今でも授業中に驚くことがあります。
その後、彼が口にした内容はこんなことでした。
 
「いま授業で、割合の勉強をしているところです。
でも、あれを聞いているとどんどんバカになるような気がします。
もとにする量×割合=比べる量、っていうあの式は何なんですか?
すごくわかりにくくて、僕は大キライです。
あれ、いらないですよね?
みんなあのやり方を頑張って覚えているんですよ。
しかもテストの出来は残念、ていう。
僕はそんなやり方はしないでフツーに解いていますけれど、それでいいですよね?
分数のわり算とかも、学校でやったらメチャクチャわかりにくかったです。
意味不明な線分図とか面積図とか出てくるし。
みんな、全然できていないですよ」
 
うーん、僕の言いたいことは代わりに言ってくれたので、もう十分かな(笑)
彼に割合の導入をしたのは1年以上前なので、僕がそういう解き方をこき下ろしたかどうか、記憶がありません。
自分でその結論にたどり着いたとしたら、なおGOODですね。
 
この教え方は僕も大キライで、授業では一度も使ったことがありません。
前塾で授業をしているときも、テキストを配ったらこの単語が出てくる問題にバツをつけるように言い、読まないように伝達していました。
ちょっとネットを見てみたら、未だにけっこうポピュラーみたいですね。

 
くもわ!!!

 
なんだか難しくなっているような気が(笑)
速さのハジキの式も同じです。
(え?ハジキ?と思った方。正解です。一生知らなくてよい知識です)
パッと見てわかる形でおおよそのイメージをつかみ、感覚的に解けるまでくり返し練習するようにすれば、こんな式に頼る必要はないんですよね。
 
覚えることは最小限に。
理解したら使えるようになるまで、ある程度の練習をすることを厭わない。
勉強の鉄則だと思います。

 
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