心の成長

Tさん(2016年度/光塩女子学院中等科 進学)

―頑張ってね―
私はこの言葉を一体何回かけられたか分かりません。
この「頑張ってね」という言葉は私の支えとなり、時には悔しさ、苦しみのもとともなりました。

私は5年生の冬に早稲田アカデミーに通い始め、また受験勉強も同時に始めました。
そして、あまり成績も伸びないまま受験まであと1年を切り不安な気持ちをいだいていた時、父からとある個別塾に通うことを進められ、入塾しました。
それがWisardでした。

私は勉強することが下手なのか、苦手の克服が困難でした。
そして気づけば夏が過ぎ、そして冬がやってきて、とうとう冬休み。
私は冬休みをWisardでほぼ毎日過ごし、先生に鍛えられました。
この時私は第一志望に合格できると思っていたと思います。

しかし冬休みが終わり、志望校が埼玉県内に多い私は、早々に不合格を味わいました。
しかも3校分も。
その時私を地下のどん底から地上に引き戻してくれたのが畠中先生でした。
きっととっても言葉を慎重に選びながら電話でなぐさめてくれたと思います。

最終的に私は7回入試を受けたうち、そのうち1回の光塩女子学院のみしか合格できませんでした。
受験を始めて約1年。
自分が思ったようには進められなかったかもしれないけど、その分心は人一倍成長しました。
だから、この経験を今度は大学受験に生かして、次は中学受験とは逆に第一志望以外の大学に一度落ちて残りは全て合格したいです。

先生たちの望み通りには私は多分いかなかったけれども、阿部先生は毎回私の大量の質問に答えてくれたり、畠中先生は国語の記述はもちろん、理科の基本から親身になって教えてくれたり、また木村先生も山田先生も本当に力になってくださいました。
本当にありがとうございました。
これからも沢山の人に教えて下さい。
くり返しになるけれども本当に今までありがとうございました。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

君の中学入試を振り返る際、1月で味わった悔しい思いはきっと一番忘れられない出来事のはずですね。
結果がまとめて出るというタイミングもありましたし、ものすごく大きなショックを受けたのではないでしょうか。

それからはほとんど毎日、朝からWisardの授業。
もう行きたくないという日もあったはずだけれど、君は1日も休まずに通ってきてくれました。
人の気持ちがよくわかるあなただから、家族やWisardの先生たちにも多少の焦りがあるのがよく感じられたはず。
そんな逆風の中で「もうやるしかない」と腹をくくってよくやり抜きました。

合格を手にした後、いちばん記憶に残っているのは「次はもっと早く準備を始めたい、早く走り始めたい」と言っていたことです。
算数を教えている中で、君の理解の速さ、回転のよさはよく感じていました。
その上、トレーニングを積むことの大切さを実感したことはこれからの6年間にきっと生きてきます。
次の勝負の時は、盤石の態勢で臨んで下さいね。
これからの成長、楽しみにしています。

阿部

2016年