あきらめないで

Tさん(2016年度/浦和明の星女子中 進学)

私は6年生の10月に利き手を骨折してしまいました。
しばらくは字を書くことができないので、私自身、受験することをあきらめかけていました。
母にも内部進学に切り替えた方がいいのではないかと言われました。
けれども、2週間ほどで利き手が使えるようになったので、やっぱり受験しようと思いました。
そしてその結果、浦和明の星に合格することができました。

受験生に伝えたいことは、入試では1点合格点に足りないだけで落ちてしまうこともあるので、ケアレスミスをしないように問題文を2回読むなどの方法を心掛けてほしいということです。
もう一つは、普段の塾の勉強や授業中に間違えた所をノートに書くということを6年生の初めからやり、入試直前に見直してほしいということです。
あと、入試会場に持っていくおやつはアーモンド入りチョコレートが良いと思います。

最後に、私に丁寧に色々なことを教えてくれたWisardの先生方、どうもありがとうございました。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

はるか遠いお話に思えますが、あなたが骨折したのは受験3か月前のことでしたね。
骨折した手をかかえながらも、書かないなりに、もしくはもう片方の手で書くなりに、真剣にお勉強をしていた姿を思い出します。

骨折したときもそうでしたが、それに限らず、常に明るく笑顔で過ごしていたのが印象的な生徒でした。
つらいことも前向きに取り組もうと考えられるのがあなたの最大の長所です。

新しい環境でも、あなたのその長所はあなたの周りにたくさんのお友だちを呼んでくれると思います。
みんなと切磋琢磨しながら充実した6年間を過ごしてください!

最後に一つ。これは受験が終わった後のこと。
あなたが電話でお母様と図書カードのことをしているときに、最後に「じゃあね。ありがとう」と言っていたことが忘れられません。
何気ない会話の中で、しかも一番甘えられるお母様にもしっかりと感謝を伝えられるその心の美しさを、これからも持ち続けてください。

畠中

2016年