今年の夏期講習、卒業生の中学3年生がWisardを訪れてくれた時のことです。
(卒業直前に書いた記事がこれなので、もう2年以上が過ぎたんですね)
話すのは、高校入試に向けてどんな準備をしているの?という内容が主です。
その中で傑作といえるエピソードがあったので、文章として残しておきたいと思います。
高校入試準備のためにWisardに通っていた頃、彼女は完全に算数型の女の子で、国語の方が苦手でした。
現在もその傾向は残っているようで、どんな本を最近は読んでいるの?と尋ねた時にこんな話になりました。
「今でもそんなに読まないですねー。
読めない漢字があったりすると、読む気がなくなっちゃうんですよ。
あとは、長い本より短い本の方がいいです」
「中3にもなって、小学生みたいなこと言っているね(笑)
どれくらい読書する習慣があるかが、勉強にも役にたつけれど、人生にすごく影響があると思うよ。
そもそもテストの成績のために本を読むわけじゃないしね。
めちゃくちゃ面白いなと思って、どんどん読みたくなるような本に出会うことが大切なんじゃないかなあ」
これは常々思っていることです。
数学的な力の土台が10歳前後までにほぼ固まるということは、算数の先生としての経験則で学びました。
同時に、読書の習慣が生きていくための実力に影響することは、自分の学生時代から現在に至るまであらゆる場面で痛感しています。
「学ぶ」ということは人間が常に自然に実行していることで、その中で書籍から知識を得るというラインを持っているかどうかは大きな差になります。
さて、お話はこう続きました。
「エンタメ系の小説でも、いいんだよ。
あぁ、君と同じ中学生に薦められて読んだ、この東野圭吾の「白夜行」はすごく面白かったよ」
「タイトルだけは聞いたことありますね。
どんなお話なんですか?」
「いや、もう全然覚えていないけれど‥‥(笑)
確か、復讐系だったような気がする」
「えぇー、勉強系なんですか?
それだったら、あんまり読みたくないなあ‥」
「いや、勉強とは全然、関係ないよ。
ん??勉強って??
や、ちょっと待って。
少し、落ち着こう。
‥‥‥‥。
‥‥!!!!
君、ま、ま、まさか‥‥‥‥!!!!!!」
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