【中学受験】母を超えたサピックス生

 
授業中のこと。
サピックスに通っているある5年生の少年がこんなことを言い出しました。
 
 
「先生、うちで解いた時、この問題だけがわからなかったんです」
 
「通過算のD2ね。
うーん、まあそんなに難しく考えなくてもいいんだけれど‥‥」
 
「それで、お母さんに聞いてみたんですよ。
これ解いてみて、って。
そしたら、図を書いてから、固まってました。
結局解けなかったんですよ。
なんか、なんでも方程式ってやつで解くクセがついているからですかね?」
 
「それはあんまり関係ないよ。
ドクターのお母さまに解けないわけはないと思うけれど(笑)
でも、今はもう君は自力でできるようになっているから、よかったね」
 
「それで、思ったんですよ。
 
もう算数については、
 
母を超えたな
 
って」
 
 
ほぉー、なかなか言いますね!!
ちょっと気が早いかもしれませんが。
確かに、彼はこの1年間で目立って力をつけたなと感じている生徒。
 
やはり1日1日、少しずつ自信をつけ、自分の力をつかんでいくことがいちばん大切だと改めて思います。
これはもちろん中学受験生に限りません。
そうやって、1人前になっていくものでしょう。
 
 
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