【中学受験】子どもは、いつまでも子どもじゃない(2020年中学入試エピソード1)

 
2月半ば。
 
中学入試が終わってたったの2週間なのに、ずいぶんと長い時間がたったように感じます。
子供たちの時間はもっと速く流れているはずですから、受験生たちにとっても、入試はすっかり過去のことになっていることでしょう。
 
振り返ってばかりいるのは、年をとった証拠なのかもしれません(笑)
でも受験生の保護者の方は、1年間の準備とめまぐるしい数日間をきっと忘れることはないのではないかと思います。
しばらくは今年度の中学入試に関わる記事が多くなるように思いますので、よろしくお付き合いください。
 
 

進学校はどこでもいい?

 
今回も、2020年度の受験生のお話です。
 
今年の卒業生の中で、志望校について話したがらない女の子がいました。
第1志望校と第2志望校の志望順位がかなり接近しており、さらに第3志望校は入試ギリギリまで定まりませんでした。
(こう書くとなんだか悪いことのようですが、進学したい学校が複数あり、その中で迷えるというのはとても良いことだと思っています)
 
そのため、お子さん本人と学校についてお話しする機会が多かったのですが、
本人は
 
「どこでもいい」
 
の一点張り。
(このフレーズを口にしたのは、今年の卒業生の中で彼女だけだったと思います)
 
 
全然関係ないお話はけっこう喋っているのに、受験する学校の話題になると、すっと興味を失う印象がありました。
まあ、色々と思うところはあったのだと感じてはいるのですが、「〜中に通いたい!!」という意思を見せることは最後までありませんでした。
とはいえ、目の前の1問に集中する気持ちは常に持っており、最後まで伸び悩むことなくずっとできるようになり続けていました。
 
 

2月の入試が始まり。

 
しかし、中学入試には小学生にとって紙一重、一瞬の勝負です。
1月は文句なしの結果だったものの、2月序盤は苦戦しました。
 
進学する学校にこだわりがない(ように見える)とはいえ、2月2日に1日の受験校と当日発表の2日の受験校、両方の不合格をまとめてもらうのはどう考えてもキツい経験のはずです。
ただ、実力は十分でしたし、精神面の成長も感じていました。
ですから、2月3日は1日校に再チャレンジでしたが、きっと合格すると思っていました。
 
 
当日の朝、国語科の畠中が念のため入試の激励に向かいました。
お昼前、スタッフ全員が戻ってきた後に、畠中とこんな話をしました。
 
「〜さん、大丈夫でしたか?
あの子なら、今度こそきっと取ると思いますけれど、朝の様子はどうでした?」
 
「本人はいたって普通でした。
ただ、お母さんの憔悴のしかたが尋常ではなく、そちらの方が心配なんですが」
 
!!!!
 
 

無事に合格。その時のことば。

 
さて、その3日に受験した中学校は無事に合格。
期待通りとはいえ、最高に嬉しい合格でした。
進学決定となった時にいただいたお電話で、本人とこんなことを話しました。
 
「君なら1回悔しい思いをしても、気にせずに力を出し切れると思っていたから、心配はしていなかったよ。
それより、畠中先生からお母さんのことを聞いて、そっちが心配だった(笑)」
 
 
そういうと彼女はカラッとした声で、答えてくれました。
 
「全然、平気でしたよ。
緊張なんてしないし。
 
お母さんは、
ちょっと
精神不安定だっただけです!!

 
!!!!
 
 
よく育っていますね。
こんなことを言えるように育ってくれたら、安心です。
成長したなあと思いますね。
きっといい6年間になることでしょう。
 
 

子どもの賢さが、あらゆる問題を解決する

 
話が少し飛びます。
実は、いま赤坂算数教室のHPのデザインを進めているところです。
せっかくですから、カッコいいものを作りたいなと思ってはいるのですが。
(ただし、南浦和教室のものと比べるとページ数の少ない、ものすごく簡素なものにする予定です)
 
その中で、いろんなキャッチコピーのようなものを考えています。
 
候補の1つに
 
「子どもの賢さが、
あらゆる問題を解決する」

 
というフレーズを考えているんですけれど、まさにこういう感じのことですね。
僕の言いたいことが、拙い文章でうまく伝わってくれるとよいのですが。
 
 
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