お母さんに怒られた…………
ある6年生の女の子との会話です。
「先生、昨日お母さんから電話がなかったですか?
お母さんにこっぴどく怒られたんですよ」
「それはまた。
どうしてそんなことになったんですか?」
「きっかけは髪のはなしだったんです。
私のドライヤーが長くて。
髪をサラサラにしたくて、時間をかけすぎたんです」
「受験生としての時間の使い方っていうのは、あるからねえ……。
ただ、お母さん、ものすごく優しそうな方だけれどね。
いわゆる、虫も殺せないというか……。
いつもニコニコしている、おとなしい方じゃないですか?」
「それは「外面」ってやつじゃないですか?
うちではしょっちゅう噴火していますよ!!」
鋭すぎる一言が飛び出す
ここまでは、決して珍しいお話ではありません。
年間300回くらいは、
似たようなお話を聞くと思います(笑)
ところが。
そのあとにさらっと出てきた一言が、最高でした。
「ていうか、先生。
その、子どもを叱らない親、もいるんでしょうけれど。
そっちの方が、
子どもを大事にしない親だと思いますけどね!!」
あっはっは。
よくわかっているじゃないですか。
それをさらっと言えるところが、際立っていますね。
よく考えることができているし、弁もたつ。
とてもよく育っている、と思います。
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