【中学受験】自由のために戦った少年 その3(2020年中学入試エピソード4)

 
前回の続きです。
中学入試の直前、受験生に向けてこんな文章をかきました。
 
【中学受験】受験生たち。自由のために戦え。2020
 
中学入試に携わっていると、長い期間をかけて地道に準備し、中学入試という一発勝負に臨む子供たちをある意味でリスペクトするようになります。
もちろん、塾の授業が楽しくて通うことの延長線上に、中学入試はあります。
ですが、楽しいことばかりではありません。
 
やりたいことを我慢しなくてはならないこともあるでしょう。
苦しい思い、悔しい思いをすることもあります。
 
これからの人生はそういったことの連続ですから、その予行演習を積んで社会に出るのは当然だ、とバッサリと言うこともできます。
ですが間近で見ている我々からみると、受験生たちにかかる負荷は決して軽いものではありません。
 
彼らは、未来のために懸命に戦っているんです。
 
 
例えると、高校野球を見ているような感じ、と説明するとわかりやすいかもしれません。
僕は高校野球の熱心なファンではまるでありませんが、テレビで高校球児を見る機会があると、わずか18才の少年たちのようには全然見えないんです。
むしろ大観衆の中でプレーしている彼らは自分が小学生だった時と同様に、お兄さんたち、時にはオジさんたちのように見えます(笑)
この文章を読んでくださっているみなさんも、その感覚はなんとなくわかるのではないでしょうか。
 
 
さて、それならどんな未来のために?頑張るの?ということにつながってきます。
色々な説明がありますが、僕は人間が頑張るのは自由のためだと思っています。
そして、自分の思い描く人生を進んでいくためには、いつも戦って勝ち取らなくてはならないんです。
 
さて、その1その2で取り上げた少年にそんな話をしたのかどうかは正直覚えていないのですが、はからずも書いてくれた合格体験記に「自由」という単語が登場していました。
正直、
 
Wisardの回し者か?
 
と思うような文章なので、手前味噌感全開ではばかられるのですが、そこの辺りは適当に読み流してください(笑)
彼の奮戦ぶりが、よく伝わる文章になっています。
ではどうぞ!!
 
 
 

突然ですが、僕はものすごく算数が苦手です。
しかし、Wisardに入ってものすごい進歩を遂げることができました。
そして、僕はチャレンジ校の渋谷教育学園幕張に行く切符を手にすることができました。
 
 
僕は4年生の時にSAPIXに入り、Wisardとは無縁の生活を送っていました。
どうしても算数が苦手なので、家から近いとある進学塾で個別に算数を見てもらっていました。
しかし、それでも算数が苦手で第一志望の麻布に向けて、疑問を持ち始めた頃にWisardに出会いました。
 
Wisardにはもともと両親の知り合いのお子さんが通っていて、強く勧めてくれたのですが、僕の家は世田谷の端。
Wisardは埼玉の南浦和。
通えるわけない、と思っていたら、奇跡が起きた!!!
 
Wisardが
赤坂にやってきたのだ〜〜!!

 
 
もともと社会・国語が得意で、理科は普通。
算数さえどうにかなればという状況だったので、阿部先生はすぐにOKしてくれました。
そして、楽しいWisardでの勉強が始まりました。
 
阿部先生はウソつきで約束を守りませんが、教え方はとても上手く、すぐに理解できることがたくさんありました。
とても感謝しています。
 
1月22日の渋幕の日には、「激励なんて、行きませんよ」とか授業では言っていたくせに、なぜか来ていました。
もっとも本人が言うには、激励に来ていたのは「阿部四道」らしいです。
合格発表を見て受かっていた時には嬉しくて、もうはしゃぎまわりました。
 
 
そしていよいよ2月1日。
麻布の日。
全ての力を出し切りました。
 
しかし、それでも手応えが全くなかったので、落ち込みました。
けれど3日校の海城は阿部先生がひたすら対策をしてくれたので受かりました。
ホッとしましたね〜。
 
ですが1日の麻布はダメでした。
なので、海城と渋幕を迷いましたが、
 
自由を求めて受験したことを思い出し、
 
渋幕に決めました。
当たりでした。
 
このような結果を出すことができたのも、Wisardのおかげです。
ありがとう!!
 
 
もっと早くゴドーに会っていれば、麻布にも受かっていたのに!!
と今でも思います。
渋幕を目指す人がいたら、待っています。
ウソつきゴドーに騙されないでね!!
 
そして散々けなした阿部先生、本当に感謝しかありません。
ありがとう、ゴドー。
ありがとう、Wisard!!

 
 
こんなことを書いてもらえるなんて、今年から赤坂に週1回行ってみて、本当によかったです。
彼は1月の埼玉校の選抜クラスに入れなかったり、失意の中で受験した2月4日が繰り上がり合格だったりと、随所に「らしさ」は見せたものの、麻布以外の受験校は全て合格しました。
苦手だった算数も、短い期間で確かな力がついていたからだと感じています。
よく頑張ってくれましたね。
 
2月1日の麻布だけはいま一歩及ばず、こちらとしても悔しい思いは当然あります。
ですが、彼ならばきっと大丈夫だろうとも思うのです。
きっと、自由な道を進んでいくだろうと、自信を持って渋谷幕張に送り出すことができます。
 
 
ちなみに、僕は全然ウソつきではなく、約束も守ります(笑)
それは訂正しておきますので、その点はよろしくお願いします!!
 
 

 
いただいたスターバックスのカード。
ちょっと、使うのがもったいないですね。
 
 
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