赤坂教室での授業中のこと。
突然、ある少年が語りだしました。
「そういえば先生、聞いてください!
歴史のテストで「真田幸村」を、
「真田信繁」って答えたら、バツになったんですよ!!」
「???
ああ、有名な人の別の名前、ということですか?」
小学生には歴史は人気のあるトピックで、
なかにはかなり詳しい子もいます。
中学受験のために学んでいるわけではなく、
もともと歴史系の読み物が好きだったことが、
社会のテストで活きる、というかたちですね。
ちなみに、僕は大学受験でも日本史は選択しておらず、
中1か中2でやったのが最後なので、
最低限の常識以外、もうなにも覚えていません(笑)
真田幸村は徳川方か豊臣方かも、正直怪しいです…………。
すると、とめどない語りがスタートしました。
「それはですね。
まず、真田幸村のお父さんのマサユキ。
この人は武田信玄に仕えているんです。
ちなみに武田信玄も、名前が信玄になったのは後半生で、
基本の名前は晴信です。
で、さらにその父のフドウ。
この人はもともと信玄がキライで、
信玄の弟の信繁を跡継ぎにしようとしていたんです。
でも、この信繁は兄の信玄のことが好きで、
お兄ちゃんのことをよくかばっていたんです。
この信繁という人は勇敢な武将だったんですが、
戦争で突撃して死んでしまったんです。
それで、マサユキさんは、
その信繁さんからとって、息子に信繁と名付けたんです。
だから、真田幸村のホントの名前は真田信繁なんです。
大坂夏の陣のときに、改名したかどうか微妙、くらいなんです。
僕は、本当の名前を書きたいから、テストでもそう書いたんですよ。
(上記のお話はざっとメモしただけなので、
詳細は違うかもしれないので気をつけてください!)」
「ほうほう、言いたいことはなんとなくわかりました。
それにしても、話が長すぎじゃない?(笑)
とりあえず、歴史の先生ならそういうことは知っていそうだから、
あとで先生の所に持っていけば、マルになりそうですね」
「いいえ。それが…………。
受験ではそう出ないから、
幸村で答えろ!」
って言われました。
あっはっは。
まあ、どうなのかな?
まあ、それはマルでもバツでもどちらでもよいのですが、
好きなことを語るときの彼のエネルギーは素晴らしい、と思いました。
どんどん脱線しながら話すので、
手短にまとめてほしいとは思いましたが、
好きなストーリーを伝えようとする情熱は、
彼の人生を面白いものにしてくれると思います。
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