【中学受験】少年よ!さあ、ノートを出すんだ!

 
この記事はずいぶん前に書いた記事の改稿記事です。
先日、ちょうど同じようなことが起きて爆笑し、
懐かしくなって読み返してみました。
 
もう10年近く前の出来事なのですが、
今でも僕は笑えるので、よろしくお付き合いください。
 

問:ノート1冊とサインペン1本を買うと570円で、
ノート3冊とサインペン5本を買うと2010円です。
サインペンは1本いくらですか。

 
 
ありふれた消去算ですね。
中学受験の算数では、これをほぼ方程式ですが、
文字を使うのではなく〇や△といった記号を使って式をたて、
解くことが多いです。
 
先日の授業である少年が、この問題に取り組んでいました。
5年生になって急激に大人びてきて、頼もしくなってきた彼。
発言にも積極的になったきた分、
突拍子もないことをいきなり言いだすことも増えてきた少年です。
 
  
プリントを見ると、彼はしっかり正解を導いています。
マルをつけた後、「ノートも出さないとダメだよ!」と
ひとこと言ってから彼の近くを離れ、
別の生徒のところに向かいました。
 
すると背後からは、
 
「先生、ノートなんて出して何の役に立つんですか?」
 
との問いが。
 
もちろん、
 
「両方出した方が確実だよ。
それを2つの式で確かめれば自信をもって答えられる。
算数が得意になるためには答えをチェックするクセが大切なんだ。
いつも言っているでしょ。
 
さあ、ノートを出すんだ!
 
と答えます。
 
 
そして1分後、彼の席に戻ると、
彼は全くノートの値段を出さず、
別の問題に取りかかっていました。
 
「あれ?ノートも出すように言ったよ!
どうしてやってみないの?」
 
「え、どういう意味ですか?
もう出しましたよ!」
  
………会話がまったくかみ合いません。
そして彼の机を見ると………。
もう皆さんこの話のオチがわかってしまったでしょうか……。
 
 
そこには、1冊の真新しいノートが置かれていました。
 
「君。まさか……
カバンからノートを
出したんじゃないだろうね?」

 
「え?え?
あぁー!そういうことか!
やっとわかりました!」

  
教室は大爆笑。
少年は照れくさそうで、それでいて不敵な笑みを浮かべています。
面白すぎるエピソードではありませんか?
 
一休さんじゃないですから(笑)
算数でなく「とんち」の授業だったら偏差値70!ですね。
まあ、柔軟な発想だということでよしとしましょう!  
 
 
 
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