【中学受験】受験生の水泳。スポーツはコンマ数秒を争う厳しい世界。

 
先週の土曜日、午後の授業でのことです。
朝から水泳の大会に出場していた、という生徒がいました。
 
自分の学生時代を思い起こせば、
中高生の時は体育の後の授業には
身が入らなかったものですし、
5時間目はだいたい少し眠かったような記憶があります。
 
ましてや体育が長距離走やプールだったときは、
そのあと数時間は使い物にならなかったような気がします。
 
 
それを思えば、小学生が午前中にプールに行き、
（しかも1000m以上泳いでから！！！）
午後に教室で勉強している、ということには目を見張ります。
 
もちろん受験に限らず、人生を楽しむには体力も大切ですから、
そうやって土台を築くことはとても立派だと思っています。
 
 
プールの大会おつかれさま、
という雑談の中で、
 
「今日の水泳、イマイチだった」
 
というお話がでました。
 
聞けば、50mのクロールが33秒くらいだった、とのこと。
僕にはサッパリイメージがわきませんが、
おそらく僕の2倍くらいの速度だと思います(笑)
 
 
あ～、じゃあ自己ベストのタイムはどれくらいなの？
と尋ねると、驚きの答えが…………。
 
「ベストは32秒3です」
 
「！！！」
 
 
これを聞いて、どう思われますか？
32秒3がベストで、33秒フラットじゃ、ダメなの？
ほとんど同じタイムじゃん！！
と思いませんか？
 
僕は心底、感心しました。
勉強を含め、そこまでシビアな種目をやったことはないかもしれません。
 
 
確かに得点計算の際に小数点以下の点数が出る東大の入試で、
合格点より0.2点しか余裕がなかった……、
みたいなことを卒業生から聞くことはありますが、
自分ではそこまでの接戦は、経験していません。
 
しかも、朝4時30分に起きて電車で何時間もかけて会場に行き、
チームメイトを応援して、
アップして、準備して、わずか30秒だけ泳ぐ。
 
立派だなあ、と心から思います。
 
 
最後に余計なことをつけ加えると…………、
 
勉強も同じくらい、
シビアな姿勢で
やってほしいですね！！
 
 
 
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