授業中、6年生と話をしている時のことです。
相手は、素晴らしい算数の力を持っている少年です。
算数については第1志望校の合格水準を
はるかに上回る力を持っており、
取り組みもとても真面目です。
いつのまにか大人びてきて、
成長したなと常々感じていました。
また、志望校は算数の問題は難しいタイプではなく、
実力があれば高得点も狙える学校なので、
ハッパをかける意味でも、
「算数は問題ない。
満点をとって、首席で合格するつもりでいけ!」
とお話しました。
突然そんなことを言われた彼は面食らっていて、
「しゅ、しゅ、しゅっせき?」
というアワアワしたリアクションをしてきました。
ちょっとだけ抜けているところもある男です(笑)
思わず、
「おいおい大丈夫か?
首席がわからないのことが不安すぎる……」
そう言って、黒板に「首席」と漢字で書きました。
すると彼からは、心癒される反応が返ってきました。
「ああ、その首席ですか。
それなら、余裕っすね!」
ほんとうに大丈夫か(笑)とは思いましたが、
受験まで100日を切った今も、
そんなポジティブな気持ちがきっと合格に結びつく、
そう思いました。
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