【中学受験】お母さんだけが覚えている、子供の意思あることば。

 

2月4日の豊島岡入試の直前に‥‥

 
豊島岡出身の大学生とお話をしている時のことです。
中学入試の昔話になり、当時のことが話題に上りました。
 
彼女は前々回のサンデーショックの年の生徒。
ストレートだと今、大学4年生の世代ですね。
僕はサピックスでの最後の1年間の授業をしていて、平常ではIJKα321を担当していました。
 
その子はK〜α3くらいの生徒で、中学受験の結果は、
 
1月:浦和明の星→○
2/1:桜蔭→×
2/2:女子学院→× 午後 普連土→○
2/3:筑波大附属→×
2/4:豊島岡→○
 
という強烈なもの。
強気すぎる受験パターンで、非常に危ない橋を渡っています。
2月に合格がなければ、浦和明の星か普連土に進学していたんだろうね、というお話をしていました。
どちらも個人的にも非常に好きな学校で、しっかり生徒を育ててくれる中高だと信頼しています。
ただ、文系よりの学校ではあり、彼女はバリバリの理系。
豊島岡に進学したことで、人生が変わったかもしれないね、ということを話しました。
その時に、とてもカッコいいお話を聞くことができました。
 
「でも2月4日に明の星の手続きの締め切り日があったんですけれど、私が手続きしなくていいって言ったらしいんですよ。
 
豊島岡は絶対受かるから大丈夫、って。
 
まあ正直、
 
全く覚えていない
 
んですけれど(笑)」
 
2月3日の夜は精神的にも厳しい状況だったはずです。
そこで、たとえ空元気であってもそれを言えるメンタルがあったから、合格できたんでしょう。
本人が話した内容を覚えていないのも、それをお母さんだけが覚えているのも、素晴らしいエピソードだと思いました。
 
 

お母さんだけが覚えている子供の発言

 
それで、思い出したエピソードがありました。
Wisardで、強力な力の片鱗を随所に感じさせる生徒とお話をしていた時のこと。
教室に来るまで、どんな成長をしてきたんだろう?と思い、いつから塾に行っているの?というお話をしたことがありました。
 
「小学1年生から、通っていました!!」
 
「へぇー、ずいぶん早くから行っていたんだね。
ちょっと早すぎるくらいだけれど(笑)
つまり、教育をとても大切にしているご家庭で育った、ということだね」
 
「いや、別にそういうわけじゃありません。
母が言うには、私が
 
どうしても通いたい!!!って泣いて頼んだ
 
らしいんですよ」
 
「あっはっは。
そりゃ、かなり意識の高い1年生だね(笑)」
 
「ただ………
 
まったく
記憶にございません!!

 
 
まあ、これも同じような感じですね。
ん、いや、あまり同じでもないかな‥‥‥??
 
子供が自分の意思を示し、人生の分岐点を駆け抜けること。
そして、その場面を「お母さんだけが覚えている」というのが、とても素敵なエピソードだと感じます。
 
 
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