【中学受験】平均と面積図の導入!!新作教材をリリースしました。

 

教材サイトWISARDNETに新作教材を追加しました。

 
Wisardは南浦和にある1教室だけの学習塾です。
今年度から、PDFでダウンロードするタイプの教材サイト WISARDNETを運営しています。
今回は、「感覚算数ドリル 割合 入門編」にNo.5 平均と面積図が加わりました。
キャプションは以下の通り。
1・2・3についての以前のブログ記事はこちら
4についての記事はこちらです。
 

中学入試を目指す生徒向けに特化した教材です。
問題数は30問。
中学入試最重要単元の1つ、「割合」の導入教材です。
(感覚算数ドリル 割合 入門編は5つのパートに分かれており、その№5です)
内容は、平均のイメージの確認+面積図の導入+食塩水での活用です。
 
「平均」という概念は「全員分を合計し、人数で割る」というイメージが強い考え方ですが、それだけでは少し物足りません。
「真ん中」「平等」「穴うめ」という3つのイメージを強くすることで、算数的に考える上での武器になってくれます。
 
このドリルの目的は第一に、様々な図を活用しながら平均のイメージを確認すること。
第二に、面積図を徹底的に練習することです。
このドリルを一通り解けば、積極的に面積図を書いて整理しようとする姿勢を獲得することができます。
まずはガイドとして印刷された図を利用して考え、次の段階として面積図を1から書く構成になっているため、自然に面積図を書くことができるようになります。
(サンプル画像をご覧ください)
そしてその面積図は食塩水の問題でも大いに活用でき、後に学ぶ「天びん」の解法につながります。
 
5年生以上で割合を本格的に学び始めた生徒向けで、30枚のプリントを2周することで、必要な知識を整理し、感覚的に解ける範囲を拡げることができます。
(注意点!!:一部の問題は比の導入が済んでいることが取り組む条件になっています。
比を学んでいなくても取り組めますが、比の初歩の初歩だけは扱ってから取り組むことで、このドリルの真価を発揮できます)
算数が苦手になってしまった6年生が、一気に取り組んで理解を深める場合にも効果があります。
 
WISARDNETは算数を学ぶにあたり、解法の暗記を避け、「感覚的に」解けるようになることを目指した教材を作成しています。
割合はまさに、解法暗記でなく常識として習得すべき単元の代表といえます。
 
1通り扱うことで、確実のそのレベルまで到達できる強力なプリント教材です。
このプリントを2回繰り返せば、算数の実力は確実にアップし、その後の学習にいい影響を与えます。
 
冒頭にプリントの使い方のガイドがついています。
また、直感的に解けることを目指した、全問の手書き解答・解説が全問ついています。
 
※WISARDNETの教材全体において、重要な内容は別プリントと共通して繰り返し登場する場合がありますが、数字・問題設定は変えてあり、別の教材と内容が完全に重複していることはありません。

 
 

流れのある教材を目指しています

 
教材を作成する上で特に注意していることは、以下のようなことです。
 
・生徒に問題をできるだけ暗記させない。
常識として身につけられるように構成すること。
 
・適当に問題を並べるのではなく、「意味のある」「流れのある順序で」解き進められるようにすること。
 
・ネット教材の利点を生かし、解くスペースをたっぷり取り、図・表も大きく。
子供たちが頭を使いやすい形式を重視すること。
 
・辞書的に閲覧できる「立派な問題集」でなく、子供たちがつまずきがちなところを分厚く補強する実戦的な内容を目指すこと。
 
 

書籍型問題集はどうしても詰め込み型になる

 
学習内容を1冊にまとめようとすると、どうしても内容が詰め込み型になります。
多くの内容を盛り込まないと、質量的に物足りないように見えてしまうからです。
 
そうするとそれを解く際には、解く側が問題を選ぶ必要性が出てきます。
「いかにしてその問題集のポテンシャルを発揮させるか」に工夫が必要になってしまうわけです。
「感覚算数ドリル」はそこに労力を使うのではなく、まず一通り解き進めることに集中することで、確実に理解を深められるように工夫を凝らしてあります。
 
書籍を出版するとなると、多くの内容を1冊に盛り込まなければなりません。
ですが、ネット教材は細分化して作ることができます。
これは大きな長所だと感じています。
 
 

基本を常識として身につけることの大切さ

 
わかりやすく言うと、WISARDNETは★・★★・★★★が混在しているような形式ではなく、★の問題集・★★の問題集・★★★の問題集を分けて作ろうとしています。
★の問題ばかり扱っていたら、応用問題が解けないのでは?と思われるかもしれませんが、そうではないのです。
算数を「知っている問題」「知らない問題」にカテゴライズして捉えているから、そう思ってしまうんです。
大切なのは内容に対する理解度と、考えの深さです。
 
覚えることは最小限にし、常識として使いこなせる部分を拡げ、問題に向き合って考えられるようになると、子どもの学力は大きく伸びます。
まず★をしっかり理解してから、問題の難易度はゆっくり上げていけばいいんです。
逆に基礎があやふやなままに何パターンもの一気に練習問題を扱いすぎることは、うまいやり方ではありません。
その解法を再現することだけを「算数の学習」だと身体が覚えてしまい、早い段階で行き詰まってしまいます。
 
 

教材を試していただけるご家庭が増えてきました

 
夏休みということもあってか、教材を試していただけるご家庭がかなり増えてきました。
今回で「感覚算数ドリル 入門編 割合」は1〜5まで揃いましたので、次回からは新しいシリーズになります。
あまり一気にリリースはできない見通しですが、ご期待いただければ幸いです。
「なるほど、これはよくできている!」と効果が実感できる教材のみを送り出していくことを、スタッフ一同目指していきます。
 
 
Wisardの教材サイトはこちらか、右上のリンクから。
 
 
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4 件のコメント

  • こんばんは

    使用する子供にとっても、作成する先生方にとっても、ネット教材はとても良いものだということが良く分かりました。

    今のところ計画通りに家庭学習が進んでいるので、もうすぐNo.1に取り掛かれそうです☆

    そして上記の『問題に向き合って考えられるようになると、子どもの学力は大きく伸びます。』についてですが、娘が4年生の頃、全く手が出ない塾の難問プリントを前に、「今は解けなくても出会った問題を考えることが重要だ!」ということを主人が言っていたのを思い出しました…

  • >2581さん

    日能研生であれば、割合は少しずつ登場してきます。
    その考え方を結び付けて身につけることが特に大切になります。
    是非感覚算数ドリルをご活用ください。

    それから難問系の教材は扱い方が難しいです。
    特に、生徒の頭を使わせることが大切なので、適切な問題を使用することが非常に重要です。
    日能研の上位向けプリント(例えばTMプリント)はかなり雑多な印象なので、面白そうな問題、本人が解きたがる問題に絞るくらいでちょうどいいと思います。

    それから個人的な考えとしては、「答えが出ないけれども、考えることで力がアップする(答えまでまるで至らなくても意味がある)」という方法よりは、「考え抜いて答えまで何とかたどり着く(それが可能な教材を使用する)」という方法がよりよいのではと考えています。
    そういった内容も今後ネット教材にしていく予定です。

  • 阿部先生 こんばんは

    たしかに!せっかく考えるくせや考える習慣がついたとしても、考えた末に何とか答えにたどり着かないと、考えていたことは何だったの?っていうことにつながってしまいますね…激しく同意いたします!

    話しは変わりますが、今日からNo.1に取り組み始めました☆
    まだまだ受験勉強を自分事としてガツガツ取り組む態勢になっていない娘なので、1日2枚ずつというペースになりました。

    先生方が考える本来のコンセプトとは違う取り組み方になっていると思いますが、粛々とコツコツ取り組むことに意義を感じたいと思います。

    ちなみに1ページ目24秒、2ページ目27秒、それぞれ全問正解という結果でした。

    長々と失礼いたしました。

  • >2581さん
    タイムはかなり早いですね。
    小数・分数のスイッチはマスターしていることは間違い無いと思います。
    1日2枚でも、まずは解ききるまで続けてみてください。
    何かを始めたらやり切らないとスッキリしない、という感覚も勉強に必要な作法の1つです。
    応援してあげてくださいね。

    解答にたどり着くことの価値については諸説あるところですので、
    解答にたどり着くまで粘ることで力を伸ばせるような問題集を考えています。
    Wisardの生徒は多めに使っているのですが、それを手直しして自習しやすい形でお見せできればと考えています。

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