早稲田アカデミーの正月特訓
10月以降に行う6年生の最終面談では、やはり受験パターンの決定が最重要ポイントです。
そのほかにも、残り3ヶ月の学習の中での優先順位や冬期講習・1月の過ごし方もご相談します。
先日、Wisardと早稲田アカデミーを併用しているお子さんのお母さまとお話をした時のこと。
冬期講習は過密日程で、Wisardで学習する時間はほとんど取れないことをお話した際、お正月の過ごし方にもふれました。
早稲田アカデミーは12月30日・31日・1月1日・2日・3日の5日間、正月特訓で朝から夕方まで授業を行っています。
その講座をご受講になるとのことでした。
Wisardがその時期に授業を行わない理由は主に2つ。
・大手の教室が長時間の授業を行っており、そもそもクラス編成が難しいこと。
・入試直前の詰め込み・缶詰め学習は、できるだけ避けたいという方針であること。
授業を行っている算数・国語が詰め込み科目ではなく地力勝負の科目であるために、コンディションを整えることに重きをおいているということですね。
ただし、理社の暗記はもちろんですが、算数の知識論点や理科の計算問題にも「直前に扱った問題が当たる」ということは全くないとは言えないので、一定の効果があると考えてもいます。
それに、そういった暗記も含めて、家庭で学習するよりも教室で取り組んだ方がパフォーマンスを発揮する生徒は少なくありません。
(ただし、5年生にも正月特訓があるのは多少行き過ぎなような気もします。
受講すべきなのは、教室での授業が大好きで自ら出席を希望する生徒のみです)
受験生へ。ご家庭からのご協力
しかし、それにしてもこの正月特訓はハードです。
いつ見ても強烈な日程に、毎年思わず苦笑い。
特に元旦も朝から授業を行うというのがスゴいですね。
今年はお子さんの受験なので、ご家族としてもお正月らしいことはできないですね、と話していました。
その時のお話が、以下のような内容でした。
「息子は正月特訓も行く気満々なので、受講します。
旅行も今年はなしですね」
「中学受験直前ですから、それを優先してご家族の予定を組んで協力するということですね。
それでいいと思います。
そうやって後押しすることも大切です。
下のお子さんがいらっしゃいますが、帰省等は全くなさらないんですか?」
「下の子と主人は、1泊くらいで帰省する予定です」
「するとご長男とお母さまだけで、お子さんは塾での勉強なので、ご自宅は静かですね。
日中はお母さん1人になってしまいますから、少しさみしいお正月な気もしますが‥‥‥」
「いえ。大丈夫です。
掃除でもすることにします」
「!!!」
そのお子さんは素直で、とても前向きな性質を持っている少年。
家族の協力を意気に感じて、頑張りぬいてほしいと思います。
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阿部先生のブログ、いつも読んでます。参考になりますよね、考え方とか、色々。
詰め込み缶詰め学習は避けたい……ですかー。
勿論、そう思いますが、時には必要かもしれませんよね。
ウィザードの皆さん、あと2カ月、がむしゃらに頑張ってほしいし、体調だけには気をつけてください。
>匿名 さん
コメントをありがとうございます。
参考になるといっていただくことはめったにないので、とても嬉しいですね。
学力というものは頭の良さに近いもので、そう簡単に上がったり下がったりするものではないと考えています。
ただ、やはり直前の訓練によって一時的に合格ラインを超える生徒がいることも事実。
そのバランスをとりながらやっていきたいと思っています。
直前の訓練によって一時的に合格ラインを超える生徒は、入学後が心配です。
先生はチャレンジ受験の合格をどのように考えていらっしゃいますか?
最難関に合格する生徒は、4年生5年生の頃からトップにいるべきなのでしょうか。
>サラさん
コメントをありがとうございます。
http://wisard-hp.com/blog/?p=8202
ヒントになるご質問だったので、お返事を記事にしてみました。
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