【追記あり】【中学受験】「そしてバトンは渡された」瀬尾まいこさんのすすめ、意外なオチ。

 
生徒から、1冊の本を勧められました。
 
瀬尾まいこ
「そしてバトンは渡された」

 
あらすじはこんな感じ。
 

森宮優子、十七歳。
継父継母が変われば名字も変わる。
だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。
この著者にしか描けない優しい物語。
「私には父親が三人、母親が二人いる。
家族の形態は、十七年間で七回も変わった。
でも、全然不幸ではないのだ。」
身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作

 
 
「2019年本屋大賞」にも選ばれたそうです。
非常に面白かったです。
中学受験でもたびたび取り上げられる作家さんのようですね。
有名どころでは、H21年の麻布で出題されています。
(ホームカミングデーでまさかの消防車出動!!
何かと話題に挙がりますね。
Wisardの麻布出身の3人は大笑いしていました)
 
僕は国語科の畠中や山田と違い、中学受験国語のプロではないので、受験に出る/出たからどうこうということはないのですが、単純にとても多白く、愉快です。
ですから保護者の方、小学生たちにもとてもオススメです。
他の作品も読んでみようと思ったのですが、Wisardの本棚には1冊しかありませんでした。
 
それがこれ。
「戸村飯店 青春100連発」
 
(このブログにはアフィリエイトリンクは貼っていません。
画像だけですので、ご興味のある方は検索をお願いします)
 

 
これがちょうど、麻布の出題の原典のようです。
こちらも痛快。
もっとこの作者さんが好きになりました。
というわけで、他の作品もまとめて注文しておいたので、次々とWisardの本棚に並んでいくはずです(僕が読んだ後で)。
 
 
さて、これだけではただの書評ブログなのですが‥‥。
しっかりオチがあります。
実は「そしてバトンは渡された」は生徒からオススメされたというのは本そのものを渡されて、読んでみてください!と言われた形でした。
本を読み終え、余韻に浸っていると1枚の紙がはらりと舞い落ちました。
小さい紙1枚だったので、危うく気づかないままに生徒に返却するところでした。
 

 
「頭がいい」「仕事ができる」となぜか持ち上げてくる一方でしっかり、
 
ルックスにダメ出し
 
してきています。
読書の趣味はとても良い生徒のようですが、顔を見る目がないようで、その点はとても残念ですね!!!(笑)
 
【追記 どしどし追加中】
 
「あと少し、もう少し」
 

 
これもいいですね。
長距離走なんて久しくしていませんが、すごく盛り上がります。
これもお勧めです。
 
「天国はまだ遠く」
 

 
一転して、かなり地味で静謐な内容。
この作品を一番先に読んでいたら、次はなかったかもしれません‥‥。
 
「強運の持ち主」
 

 
うーん、これも初めの3冊ほどの面白さはないような‥‥。
なんというか、人生を戦っている雰囲気の方が好きなのかもしれません。
 
「卵の緒」
 

 
少し盛り返して来ました。
家族の絆というテーマを扱っていて、これが小学校高学年の段階で理解できればかなり力がありそう、というのは先生視点からのコメント。
登場人物それぞれが違った強さを持っており、力をもらえる感覚がある作品でした。
 
「僕らのごはんは明日で待ってる」
 

 
これはかなり地味な方向に再び。
これも、少し薄味すぎるかも……。
 
「おしまいのデート」
 

 
これは面白かった!!
短編ですが、どれも気持ちの良い作品でした。
最後のエピソードはなんだか、記述問題が作りやすそう、と思うあたり職業病ですね……。
 
 
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