【中学受験】埼玉県の登校日と、塾生たちの思い。

 
今年、春期講習の予定を立案する中で、「あれ?」と気づいたことがありました。
4月4日や5日、始業式の数日前の日程に、埼玉県では準備登校日という日程の設定があるようなのです。
もしかしたら、何年も前からあったのかもしれません。
ただ、ここまで振替授業を希望する生徒が多いのは初めてだったように感じました。
 
それで、
「登校日というけれど、実際に学校に行ったら何をしているの?
久しぶりに友達と会えるのは、すごく楽しいだろうけれど」
ということを生徒たちに尋ねました。
すると、非常にシンプルな答えが返ってきました。
 
教室の掃除です」
「トイレの掃除です」
「入学式のための机と椅子の運搬です」

 
この時点で、ちょっと笑みがこみ上げてきます。
思いっきり
 
雑用
 
ですね。
まあ、日本の小学生が自分たちの学校を自分で掃除しているということは、アメリカ人などからするとビックリすることのようです。
それはそれなりの国民性の1つだとは思いますから、とやかく言うつもりはありません。
(そういえば、小学校は公立、中高は私立に通いました。
ですが、その中高で自分たちの教室を掃除していたかどうか、記憶がありません‥‥)
 
 
そう思っていると、口々に子供たちはいろいろなことを口にします。
 
「超めんどくさかったけど、なんとか行きました。
そしたら、やっぱり超めんどくさかったです」
「お母さんが休もうと行っていたので、普通に塾に来ました」
「久しぶりに学校で遊べたので、楽しかったです」
「お母さんは行かなくてもいいという意見だったんですけれど、お父さんがダメだというので渋々行きました」
「他にやりたいことがあったので、絶対に休むと言い続けたら、なんとか意見が通りました」

 
 
ほうほう、中には理由をつけて休んでいる生徒もいるみたいですね。
 
「まあ、それでいいんじゃない?
なんて僕がコメントしてそれをブログに上げたら、きっとみんな怒って炎上してしまうよ。
だって、お仕事があるのだったら、休んだ人の分も出席している人がやらなくちゃいけない、とも言えるものねえ‥。
わざわざ生徒を集めなくても、終業式の日に済ませておけばいいじゃないかとも言えるけれど‥」
 
と思わず口にすると、回転のいい答えが返ってきました。
 
「先生、それなら自分の意見ということにしちゃダメなんですよ。
生徒がこんなことを言っていたってところまでにしておけばいいんじゃないですか?」

 
賢いことを言いますね(笑)
ソフトな語り口でするっと出てくるのが、またいいですね。
まあ、これくらいなら良かったのですが‥‥。
なんと、こんな生徒も。
 
「私は、これ面倒なイベントだなって思ったので、はじめからお母さんに伝えていないです。
だから、何事もなかったかのように休みました。
お母さんは、そもそも準備登校日なんてものの存在を知らないと思います」

 
(一同、エェー!!)
 
そんなことがありえるのか??
ありえていいんでしょうのか???
 
ものすごく生命力を感じるような。
ただ単に、
 
なんだか黒すぎる
 
ような‥‥。
どっちなんでしょう?
判断が難しいところですね。
僕の感想は、その時教室にいた生徒たちだけにということに‥‥。
炎上するのが怖いので‥‥(笑)
 
 
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