【中学受験】とある受験生の心の叫び

 
６年生と話している時のこと。
ふと、こんなお話になりました。
 
 
「お母さんは「勉強しろ」「勉強しろ」って言うんですよ。
 
「えーっ、こんなのもできないの？」
 
とか。
 
腹が立って、お母さんはできるのかって言うと。
 
「私、中学受験してないし」
 
とか言い返してくるんです」
 
「それは、それだけ君のことを気にかけているっていうことだよ。
愛情の反対は無関心、って言うでしょう。
君のことを愛しているから、いまこの瞬間努力してほしいと願ってくれているんじゃないの？」
 
ここまでは、受験生あるあるです。
これは本当に日常茶飯事。
毎日とまでは言いませんが、しょっちゅう聞く内容です。
 
 
面白かったのは、このあと。
彼がさらに口を開きました。
 
「でも、わたくしはグッとこらえて、
 
寛大な心で
 
許してあげているんです。
我ながら、
 
なんて素晴らしい精神
 
なんでしょう！！
 
とても美味しいごはんを
毎日作ってくれるから、
許せるんです」
 
 
寛大な心ですって！！！（笑）
一流のジョークか、黄金の精神か、どちらかですね。
 
 
さて。
いよいよ２月１日まで、あと１００日を切りました。
そろそろ、周りのことは気にならなくなっていい頃です。
合格するのも、不合格になるのも自分自身。
先生でも両親でもありません。
 
最善を尽くしたかどうかは、自分だけがわかることなんですから。
悔いのない準備をすることです。
それが一番大切なことなんです。
 
 
最後に読んでほしい一節を。
もう18才になる卒業生が合格体験記に書いてくれた文章です。
とても印象的で、今でもよく思い出しています。
 

「中学校の校門をくぐると僕と同じ受験生、その塾の先生方が目に見え、
自分がこの1000人の内の1人にすぎないことを自覚し、
ここから先は自分の経験と実力で300人に残るしかないことを改めて感じました」

 
そう。
やるだけやってこそ、自信を持って試験に臨むことができます。
 
 
ちなみに、時にブログで取り上げたエピソードのことで、
 
「あれはうちの子のことじゃないですか？」
 
と訊ねられることがあります。
今回の記事については、どなたに訊ねられても「違います！！」とお答えいたします。
その点、よろしくお願いします。
 
 
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