【中学受験】サピックスから帰って勉強したことは一度もありません。

 
6年生の授業中のこと。
すこし疲れた様子のあった少年に、
 
「なんだか眠そうな目をしているね。
もしかして、昨日のサピックスの後に、頑張りすぎちゃって寝るのが遅くなっちゃったんじゃないの?
 
ダメだよ!!
寝不足で勉強なんてしたって、なにも身につかないんだから!
元気に塾に行くことが一番だよ!!

 
こんなお話をしました。
 
 
小学生の学習においては、「絶対にこうした方がいい」という黄金の法則は実は意外と多くありません。
もちろん、ある程度、生徒をカテゴライズしてパターンに分ければ、最適解に近いものは存在するとは思います。
ただ、万人に共通するルールは少なく、どうしてもお子さんの状況によって調整する必要がある場合がほとんどです。
 
その中でも、
 
睡眠不足は絶対的な敵
 
であることは、自信を持って断言できます。
経験則ですが、生徒の学力と睡眠時間には間違いなく、明確な関係があります。
要するに、優秀な生徒には8時間以上眠っている生徒の割合が大きく、慢性的な寝不足に陥っている生徒の多くはなかなかパフォーマンスを上げきれず、苦戦する傾向があります。
もちろん、例えば私立小に1時間以上かけて通学していて、なおかつ高学力をもつ生徒も存在するでしょうが、そういった子は十分な睡眠をとっていれば、もっとできたはずです。
 
 
子供の学力を伸ばしたければ、まずたっぷり眠る習慣をつけてあげることです。
習い事選びなどはそれに比べれば、ごくごく些細なことだと思っています。
特に早寝早起きというかたちにとらわれず、できれば8時間以上ぐっすり眠らせることです。
それが元気いっぱいに教室に行くこと、常にエネルギッシュであること、生きる力に溢れた成長をすることにつながっていきます。
 
 
さて、冒頭に取り上げた少年。
よく考えているな、と思わされることの多い少年です。
ブログの文章では表現しづらいのですが、「彼がサピの後になにもやっていないのなら、それが本当に正解なのかも」と思わせるような力を持っています。
 
僕に指摘されると、彼はとても心外そうな表情を見せました。
そして、さらりとこう言いました。
 
「いや、全然。
いつも通り眠りましたよ。
というか、
 
サピックスから帰って勉強したことなんて、
一度もありませんよ!!

 
 
いいですねえ。
そう来なくてはいけません。
 
(注:教室から帰った後に机に向かうことを、否定しているわけではありません。
ただ、深夜までの勉強は避けることはもちろんですが、ご家庭の役割は夜遅くまで勉強させることではなく、遅くまで色々とやろうとするお子さんを早く休ませる方向にもっていくこと、ということです)
 
 
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