さて、11月になりました。
少し肌寒くなってきて、
これが本格的に上着やマフラーを着て歩くようになると、
もう本番は目の前ということになります。
受験生たち、もうひと頑張りです。
さて、今回は麻布に進学していった生徒の思い出のことを、
書きたいと思います。
その子は競争・演習の授業でいつも、
マルバツにこだわって取り組める、
勝負根性のある少年でした。
授業点でのクラスの昇降がある授業で、
(Wisardにはそのタイプの授業はほとんどありませんが、
ごく稀にそういう編成で授業を行う場合もあります)
なかなか上のクラスに上がれない週が何回も続いていた時。
彼はいつも、
「あぁ~、今日もダメだった!!
「もう少しだったのに!!」
「最後の1問までトップだったのに!!」
「あぁ~、マジむかつく!!」
「マジむかつく!!!!」
を連発していました。
素晴らしいと思います。
1回の授業ごとに、
それだけの気持ちで集中することができたら、
それはできるようになりますよね。
その環境を整えることは、
学習塾の重要な役割ではありますが、
決してカンタンなことではありません。
これを読んでくださっている大人のかた、
考えてもみてください。
A中学校に行こうが、B中学校に行こうが、
人生がそこまで変わるわけではないと思いませんか?
中学受験向けの教室の、月に1回のテストがよかろうと悪かろうと、
別に何も変わらなくないですか?
クラスがアップしようとダウンしようと、
人生がアップダウンするわけではないですよね?
ましてや、1回の授業のとある1問で、
たまたまドンピシャで正解しようと、
惜しいところで不正解になってしまっても、
人生に与える影響はとんでもなく小さい、
ということはよくおわかりのはずです。
でも、その些細なことの積み重ねが、
人生を作るんですよね。
目の前のことに夢中になれる力が、
未来を面白いものにしてくれます。
だから、
「マジむかつく!」
「マジむかつく!」
の連発でも、
全然いいんです。
そういう気持ちでいつも取り組んでいたから、
その少年も渋幕も麻布も、受験したすべての学校に合格できたんだと思っています。
中学受験の向こう側にあるものなんて、
受験生にわかるわけがありません。
でも目の前の勝負に夢中になることが、大切です。
さあ、頑張っていきましょう。
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