平日の日中。
振替授業でのことです。
学校行事等で欠席者が多い授業があった場合、振替休日の昼間に授業を行うことがあります。
といっても出席する人数はそんなに多くはありませんので、算数担当の自分は国語の授業中、PCに向かって作業をしていました。
すると、国語科主任の畠中と生徒たちのやりとりが耳に入ってきます。
どうやら、戦争関連の物語文を読んでいるようです。
以下、ある少年と先生のやりとりです。
「君のおじいちゃん、は戦争には行っていないよね」
「うーん、たしかひいおじいちゃんは出征していた、ような気がします。
なにか、勲章のようなものがあったような‥‥」
「そうそう、先生たちの世代と違って、戦争に行ったのは3世代前だから、直接お話を聞くことは少ないんだろうね。
だから、もちろん身近なことではないわけだけれど、その悲惨さとそれを憎む心が描かれていることがわかればOK」
「ていうか先生、原爆はなんで東京に落とさなかったんですかね?」
「えっ(笑)それ、本文と関係がなくないですか?」
「たしか、長崎に落とす必要はなかったんですよね?
天気が悪かったとか、なんとか‥」
「そうなんですか?
妙なところは詳しいんですね」
「そもそも、原爆で民間人を殺さなくても、要人を暗殺する特殊部隊を送り込めばよかったんじゃないですか?
パラシュートとかで」
「それは難しいんじゃないですか?
そんな敵のド真ん中に降下しても、その後がありますから」
「いや、そこはもう。
決死の覚悟で」
バックヤードでお話を聞いていて笑いがこみ上げてきました。
その文章をその時点では読んではいなかったのですが、
それは、本文とまったく関係ないだろう
ということはよくわかったからです。
まさに脱線。
ただ、自分の考えたこと・意見を主張するということも非常に大切なことです。
その姿勢を評価しながら、先生が読解の記述に持っていくんだろうなと思っていました。
ですが、あまりに彼のボルテージが上がってきたので、思わず声をあげて笑ってしまいました。
すると、彼はそれに耳ざとく気がつき、鋭い声をかけてきました。
「先生、
そこに隠れていることはわかっているんです。
隠れていないで、出てきなさい!!」
あっはっは。
これが一番面白かったです。
戦争のお話をしていたら、すっかり兵隊気分になっているではありませんか(笑)
将来は(比喩的な意味で)兵隊ではなく、立派な将校になってほしいと心から思います。
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