【中学受験】お母さんの手料理と、大人になったお姉ちゃん。

 
土曜日の授業のことです。
 
最近は公立小学校でも土曜日に月1~2回程度、
授業がある学校が増えてきました。
そのため、土曜日の午前中は欠席の生徒がとても多いです。
これは、教室の運営にはけっこう影響がありますね……。
 
 
多くの場合は午前授業ということで、
午後の生徒にはそれほど影響はありませんが、
中には急いできた様子の生徒もいます。
 
なんとなく息せき切って教室に来た様子の生徒と、
こんなお話をしました。
 
 
「授業に遅れるかもっていうお話だったけれど、
ちゃんと間に合ったね。
お昼ごはんを食べる時間は、ちゃんとあった?」
 
そう尋ねると、
 
「いや、今日は給食がありました!」
 
とのこと。
 
授業は午前中のみなのに給食があるパターンもあることは、
いささか理解に苦しむところではあります。
 
「あぁ、そうなんだ。
午後の授業がないなら、
おうちでごはん食べられた方がいいような気もするけどね(笑)
 
ところで、君の学校の給食は美味しいの?」
 
 
そういうと、「うーん、まあ普通かな?」という答え。
 
しかし、聞いてもいないのに他の生徒は次々と、
自分の学校の給食について語りだします。
 
「ふつうー」
「マズい!!」
「美味しい!!」
 
そんな中。
聞き捨てならない声が聞こえます。
 
 
「うちの学校の給食、
めちゃくちゃ美味しいです。
お母さんのごはんよりも
スキかも……」

 
「!!!
 
それはきっと、お母さん悲しむよ。
赤ちゃんの頃から、君に美味しいものを食べさせたい、
っていう気持ちでずっと頑張ってくれているのに!!
 
お母さんの子どもへの愛情の深さって、
ほんと、言葉に表せないほどだと思うよ。
 
まさか、それを自宅で言ったことはないよね?」
 
「それが…………あります。
 
でも、お姉ちゃんに
 
そういうこと
言わないの!!

 
って叱られました」
 
その子のお姉ちゃんもWisardの卒業生なので、
思わず拍手。
 
お姉ちゃん、グッジョブですね!!
 
 
……。
と、ここまではブログにまるっとまとまるなあ、
などと考えていたのですが……。
 
 
そこで、それまでは黙っていた少年が、
突如口を開きました。
 
「先生!!
オレはやっぱ、
 
レンチンが
いちばん好きです!!

 
 
教室に流れていたあたたかな空気が、
いきなりお笑いのコントみたいになってしまいました……。
 
 
 
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2 件のコメント

  • Pさま こんばんは

    お元気でお過ごしでしょうか。
    私は、老化(劣化?)が進む毎日を過ごしております…

    うちの娘たちも、家のご飯よりもジャンクフードのほうが、ご馳走に感じる傾向にあります(笑)

    記念日などの日のリクエストを聞くと、『マック!』『カップラーメン!』とのことです…

    そんな感じです。

    ではでは、それでは。

  • >匿名 さん

    コメントありがとうございます。

    これは心から思うのですが、
    ジャンクフードを食べてみたがるご家庭のお子さんは、
    ふだん逆にご家庭でしっかりとした食事を食べているんだろうなあ、と思います。

    教室での学習も大切だとは思っていますが、
    心技体の「体」。
    まずベースとなる身体が一番ですから、
    むしろそれは誉め言葉だと思います!

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