【中学受験】合格を伝える瞬間(2020中学入試エピソード18)

 
いまさらなのですが、
2019年度(つまりこんど中学2年生になる学年)の卒業生のエピソードで、
まだ文章にまとめられていないものが実は数本あります。
 
お読みいただく分には、最新の年度のものとそれほど変わらないと思いますので、
よろしくお付き合いください。
 

たくさんの合格があり、不合格がある。

 
 
Wisardは中学受験を専門にしている教室ですから、
たくさんの「合格」「不合格」と毎年のように向き合っています。
 
掲示板やネット発表で我々が確認することもまれにありますが、
それはほんの一部。
ほとんどは、ご家庭からご連絡をいただいて、
入試の結果を知ることになります。
 

珍しいパターン

 
 
ですが、生徒に合格を「伝える」という珍しいパターンがありました。
Wisardは1月の小学校をお休みすることを奨励しておりませんが、
病気の感染を避ける場面であったり、
どうしても集中して勉強して本番に臨みたい、
という生徒には日中に授業を行います。
 
1月も後半、お昼の授業中のことです。
授業中に教室の電話が鳴ります。
この時期は話し声が聞こえないよう、
教室を飛び出して電話を受けます。
 
すると……。
 
「先生、授業中すいません、〇〇です。
渋谷幕張、受かっていました
 
「おめでとうございます!
これで2月校によい状態で臨めますね。
授業中、機会があったらお子さんに伝えておきますね」
 
 
ちょうど、授業でお預かりしている女の子の保護者からのご連絡でした。
 
つまり、
 
「本人は結果をまだ知らないのに、
先生は知っている」
 
という珍しい状況になりました。
 

ここは溜めて伝えよう!!

 
 
そしてタイミングを見計らい、
ちょっと隣の教室に来て、と呼び出しました。
 
直前に取り組んでいた演習のデキがいまひとつだった彼女は、
すこし不満そうな表情を浮かべています。
 
「なに、なにか用??
わたしはとても、
忙しいんですけれど??」

 
と顔に書いてあります。
 
 
「あのね、実は……」
 
「実は??」
 
「実はね……」
 
ここは少し溜めてみました(笑)
 
 
そして、スマートフォンに送っておいた、
合格おめでとうございます、の画像を見せました。
 
すると、ムスっとしていた表情が、ガラリと変わりました。
 
薔薇色、
そのものです!!

 
さっきまで不機嫌そうにしていたのに、
予想以上の喜びようでした。
 
180度かわった超うれしそうな顔をするので、
こちらもなおさら嬉しくなりました。
がんばった後には、
相応の報酬があると実感する瞬間です。
 

そんな喜びがたくさんありますように。

 
 
結果的に彼女は渋谷幕張に進学することはなく、
2月に受験した学校に進学していきました。
ですが、あの嬉しい思いは忘れていないのではないかと思います。
 
そして、またそんな思いを何回も何回も
味わえるような人生を送ってほしいと思っています。
 
 
 
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