【中学受験】ToDoを自ら把握するようになった中学受験生は強い。

 

とある生徒のToDoリスト

 
秋の個人面談が進行しています。
 
その中で、あるお母さまにお子さんが毎朝書いてから勉強している、
というToDoリストをチラッとだけ、見せていただきました。
 
取り組むべき内容がメモ帳に自分の手で箇条書きにされ、
終わったものが横線で1つ1つ消されているメモでした。
 
その子は5年生になってから本格的に受験勉強を始め、
しっかり頭角を現してきています。
 
 
その子はとても字がきれいな生徒なのですが、
むしろ急いでパパっと書いているように見えたのも、
ポイントが高かったです。
タスクのメモを丁寧に時間をかけて書いても、仕方ありませんものね(笑)
 
 
こういうところを見ると、
自分なりによく戦っているな、と感心します。
 
もちろん授業の中で感じる賢さが一番の要素ではありますが、
やるべきことを可視化して、
1つ1つ片付けていく力・習慣も大切です。
 

大切なのはメモを取ることそのものではありません。

 
こう書くと、
 
「やっぱり、ToDoはメモ帳に整理しないといけない!!」
 
 
なってしまうかもしれませんが、ちょっと待ってください。
 
そういう意味ではありません。
 

本当に大切なのは、生徒自身の意識です。

 
大切なのはコアの部分、つまり、
 
「今これから何に取り組むのか」
 
という1日単位の短期的な目標を意識すること、
それを自分が把握しやすいように整理することが重要だ、ということです。
 
そして、その目で見てわかる「かたち」は変化していっていいんです。
 

様々な形があってOK。
形にばかりとらわれないように。

 
初めは、親がたてたToDoを1つ1つこなしている、
ということもあります。
 
メモ帳ではなくホワイトボードに書いている場合もあります。
新聞広告の切れ端に書く生徒もいるでしょう。
 
忙しくなってきて、自分で書いていたものを、
「お母さん、書いといて!」となることもあるでしょう。
 
頭に入っているからペンで書くということはなくなる、
こともあるでしょう。
 
 
つまり、形式なんて別に問題じゃない、ということです。
 
その時々に応じて、形式は変化していく方が自然です。
 

素晴らしいのは、自分なりに戦い、工夫する姿勢があることです。

 
重要なのは、
 
・自分なりに戦う姿勢があること
・短期的な計画をたてることの価値に気がつけたこと
・学習の質を高める工夫があること

 
なんです。
 
つまり、学生として学ぶ訓練を積んでおり、
学習が洗練されてきていることの表れだから、
素晴らしいなと感じているわけです。
 
 
「中学受験は親が9割」
 
という本が以前ベストセラーになりましたが、
ご存じでしょうか。
 
僕は
 
「中学受験は本人が9割」
 
だと思っているので、
こういう長所を特に評価するタイプの先生かもしれません。
 

個人的な経験

 
これは学生にとって、非常に大切なことですが、
僕がそれに気がついたのは、
たぶん高校2年生くらいだったはずです。
 
しかも、日々の学習に意欲があったわけではなく、
とにかく、
 
浪人したくない
 
というやむにやまれぬ事情があり、
工夫せざるをえなくなった結果、
たどりついた作戦の1つでした。
 
 
これを小学生のうちからできるようになったら、
これからの未来はものすごく開けてくるだろう、
そう思っているわけです。
 

初めに1日の学習をイメージするところからスタートしてみよう。

 
1週間単位の予定表もいいですが、
毎日、TODOリストを書いてから始める、というのも面白いです。
よろしければやってみてください。
 
保護者が何も言わなくても、
お子さんが書いてから始めるようになった時、
確実にレベルアップしたといえると思います。
 
 
経営コンサルタントじゃないんですから(笑)
PDCAサイクルなんていりません。
 
「今日、何やろうかな?」
「今日やらなきゃいけないことはなんだろう?」
 
これを自ら考えるだけでも、
ものすごく大きいです。
 
 
 
↓ブログ更新のモチベーションとして2つのブログランキングに登録しています。
確かに、その方が終わらせようという意欲が高まるかも…………??? と思ってくださった方はクリックをお願いします。
クリックはそれぞれ1日1回まで有効です。
 
 
にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村
 

中学校受験ランキング
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。